Textwellでライン・ライティングが捗るアクション・セット

iPhoneの狭い画面を活かすために箇条書きでアイデアを並べる。前回そのためのアクションを考案しました。アウトライナーっぽく使う。ライン・ライティングに必要なアクションは限られます。それをセットとしてまとめておくと便利です。


アクション・セット

Textwellはアクションバーを固定できます。アクションバーを右にスワイプすると設定アイコンが出てきます。そこでフォルダを指定します。

これで順序固定のアクションバーが作成できます。


フォルダの作り方

フォルダには予めアクションを移動しておいてください。アクションリストの左下にある「+」ボタンでフォルダは作成できます。

アクションをフォルダにドラッグするとアクションの移動ができます。


Concat

Textwellではかどるライン・ライティング Concat
行単位で書く。アウトライナーで染まってしまった習慣です。でもこれってiPhoneに合いませんか。箇条書きにするとそれが文章になる。そんな執筆方法を考えてみました。アイデアを箇条書きにする。読点を打たず...

まずConcatを入れます。箇条書きを連結して段落に変換する。文字数確認や取り消しにも使えます。このアクションを軸にセットを組みます。


Move Line Up/Down

Textwellの「アクション集」から2つインポートします。Move Line Upと Move Line Down。アクション名を「△」と「▽」に書き換えます。これで行単位の移動がワンボタンになる。見た目も揃います。複数行を選択して移動することも可能です。


Indent改造版

行の先頭に空白を2つ入れる。インデントはプログラミングの基本ですが、通常の執筆でも意味があります。たとえばWorkFlowyにペーストする場合、インデントは段差に変換されます。公式のIndentに似ていますが、カーソル行だけのときは範囲選択にしません。

また、空行での実行はペーストになります。行が生えてくる感じが楽しい。

Import Textwell Action


Outdent改造版

インデントされた行を元に戻します。先頭の空白を2つの削って左に詰める。Indentと対で使います。

インデントされていない場合はカットになります。行削除に使います。カーソル行はクリップボードに保管されます。空行で実行した場合はペーストになります。

Import Textwell Action


まとめ

Textwell 1.8.8
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

他に必要なアクションもフォルダに入れます。個人的にはAriaとClipを追加しています。アイデア出しではこのセットが活躍します。

iPhoneはキーボードも制約が多い。でも、思考を練る環境は創り出せます。そのためのアクション・セットを考える。それもTextwellの楽しみ方です。セットを切り替えるとまるで別のエディタのようになります。やっぱりすごいよ、Textwellは。

Textwellではかどるライン・ライティング Concat

行単位で書く。アウトライナーで染まってしまった習慣です。でもこれってiPhoneに合いませんか。箇条書きにするとそれが文章になる。そんな執筆方法を考えてみました。


ライン・ライティング

イデアを箇条書きにする。読点を打たずに書き並べます。iPhoneのキーボードは句読点が打ちにくい。だから改行で一文と見なします。

Textwellは二本指でタップすると行選択になります。コピペで編集しやすい。公式の Move Line Up/Down を使うとさらに便利です。文章をプログラミングしている感じがする。


Concat

Textwell 1.8.8
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

今回のアクションがConcat。空行から空行までを段落として連結します。読点も付けます。これは使ってみないとニュアンスが伝わらない。今までなかったタイプのツールです。

Import Textwell Action


使い方

箇条書きしてアクションを実行。するとメニューが出ます。メニューは文字数の表示になります。この文字数をタップすると段落生成。空行を段落の切れ目とみなして連結します。

ただそれだけではメリハリがつかない。それでMarkdownに擬似対応しています。Markdown記法の行は連結の対象から外します。見出しやリストは箇条書きのままになります。


行分割

変換を元に戻せるように、メニューにはUndo/Redoを付け加えています。これだけのために使ってもいいかもしれません。

さらに逆変換も組み込みました。Concatを実行する行が読点で終わっているとき、行単位に分割します。アウトライナーに貼り付けるケースを想定しています。


まとめ

Textwellは風のように唄う - 段落単位で編集するアクション Aria
FirePadのカード表示が便利なので、Textwellにも取り込んでみました。短い文章であればScrivenerのコルクボード代わりになります。4000字くらいなら楽勝。一番悩んだのが命名でした(w...

イデアを作るには書くしかありません。同じことでも何度も書くとたまに鉱脈に当たる。その繰り返しです。最初のアイデア出しは殴り書きです。昔は大学ノートに書いていましたが、いまはTextwellです。とにかく書く。なおかつ再利用しやすくする。箇条書きの利点はここにあります。

これを元に段落を作りAriaで整える。そういう作業の流れを考えています。

  • Textwellでライン・ライティングが捗るアクション・セット
  • iPhoneのバッテリー交換サービスは年内お早めに

    そろそろ混雑してきたみたい。


    バッテリー交換サービス

    iPhone のバッテリーと電源 - Apple サポート 公式サイト
    iPhone のバッテリーとパフォーマンスについて詳しくはこちらをご覧ください。お使いの iPhone の不具合が、Apple 製品限定保証、AppleCare+、または消費者法の対象である場合は、そ...

    2018年12月31日までの間、対象となるiPhoneに限り、無料交換サービスが行われています。上記サイトをチェックのこと。

    ただし保証期間内のデバイスが無償で、保証が切れている場合は3200円になります。正規価格が5400円に値下げしたとは言え、今のうちに交換しておくのがベストでしょう。


    まずアプリで予約

    Apple サポート 2.4
    分類: ユーティリティ
    価格: 無料 (Apple)

    バッテリー交換をする場合はアプリで予約をします。Appleストアやクイックガレージなど、iPhoneの修理ができるお店で受け取ってもらえます。手続きも含め、一時間ほどでした。状態によっては預かりになるようで、その場合は身分証明書が必要なようです。

    でも予約がたいへん。年末に向けて、そろそろ交換と考えている人が多いのでしょう。予約が空いていない。ただし、詰まっているように見えても、当日用事ができてキャンセルする人もいる様子。休日の日は食前食後にチェックし、諦めないことです。


    予約のしかた

    Appleサポートのアプリを起動し「サポートを利用する」のタブを開きます。持っているデバイスのリストが出るので、バッテリー交換したいiPhoneを選択し「バッテリーと充電」をタップします。


    「バッテリー交換」を選ぶと「どのような問題がありますか」の中に「バッテリー交換」があるので、これを選択。すると、最適な解決策として「持ち込み修理」が出ます。まあ、そうでしょうね。ここで「今すぐ場所を検索する」を開いてください。


    「地域を選択」の画面で「次に対応可能」の青字が出たストアが、現在持ち込みできるお店です。そのお店をタップすると空き時間の画面になるので、予約したい時間帯を選びます。

    以上で予約は完了します。予約番号が出るので、スクリーンショットを撮ると良いでしょう。お店でその画面を見せると話が早く済みます。


    バッテリーの劣化

    設定アプリの「バッテリー」の項目を見ると「バッテリーの状態」を調べることができます。その中にある「バッテリーの最大容量」が重要で、使ううちにこの数値が下がっていき、駆動時間も短くなります。使っていても、すぐバッテリーが切れる。80%以下だと交換の対象となるようです。


    まとめ

    バッテリーは劣化すると膨張するので、他の部位を傷めます。故障の原因になりやすい。たとえ交換サービスが終わっても、最大容量が下がったら交換した方が良いみたいです。

    予約は大変だけど、交換自体はスムーズに行われるので、仕事帰りを利用してAppleストアに持ち込んでください。

  • iPhone6のフロントガラスが割れちゃったので修理までの覚え書き
  • Shortcutsでアプリを連続起動する方法

    iPhoneで朝イチに何をするでしょうか。たとえば、Spotifyでプレイリストを選び、Todoistで今日の予定を確認。それからFeedlyでニュースのチェックをする、などなど。誰でも基本形を持っていると思います。ショートカットはその作業を簡単にしてくれます。


    Morning

    ショートカット 2.0
    分類: 仕事効率化,ユーティリティ
    価格: 無料 (Apple)

    ホーム画面でアプリを探すのは手間ですよね。ルーティンが決まっている場合はショートカットで束ねましょう。

    https://www.icloud.com/shortcuts/e3ed631e084b466885dff3e2ac4b64f6


    設定の仕方

    「Appを開く」と「戻るまで待機」をワンセットにして並べる。それだけです。


    ホーム画面に

    「ホーム画面に追加」でアイコン化し、ホーム画面から呼び出せるようにします。あとはアプリが起動するごとに、左上の「ショートカットに戻る」で次に進めるだけです。


    まとめ

    連続起動はTextwellでやっていたのですが、純正アプリで実現するようになりました。朝昼晩、アプリ・セットを作っておく。さらにWiFiBluetoothのオン/オフも組み込むと便利です。

    「Appを開く」で選択できるのは、URLスキームを持つアプリのようです。・・・ということは、リストに出るアプリはスキームでも起動できるわけか。なるほど。

    iOS12のShortcutsはURLスキームの活用次第

    TextwellとShortcutsを連携させるにはURLスキームを利用します。基本はWorkflowの頃と変わっていません。workflow: でShortcutsを呼び出せます。でも新しくなったことだし、新しい皮袋を用意しましょう。


    URLスキーム

    Run a shortcut using a URL scheme - Apple サポート
    The Shortcuts URL scheme supports running a shortcut that’s saved in the Shortcuts Library. This fun...

    基本は shortcuts:。複数形。オプションのrun-workflowはrun-shortcutに変わっています。こちらは単数形ですね。nameでレシピを指定する方法はWorkflowのまま。

    他にもギャラリーを呼び出したりファイルでインポートするスキームもありますが、使う場面が思いつきません。企業でレシピを配るときでしょうか。


    Textwellから転送

    Textwell 1.8.8
    分類: 仕事効率化,ユーティリティ
    価格: \360 (Sociomedia)

    Textwellの文章を純正メモに転送するアクションを組んでみます。

    まずMemoというShortcutsレシピを作成。下記リンクでインポートしてください。単に「メモを作成」のアクションがあるだけのレシピですが、これが有能なショートカットで、Safariから呼び出すとリンクを貼り付けることもできます。

    https://www.icloud.com/shortcuts/a6acb098be94486faaa31ce03475306d


    そしてTextwellにレシピを呼び出すアクションを作成します。

    url="shortcuts://run-shortcut?name=Memo&x-success=textwell:&input="+T.stdin.text;
    T(url);
    Import Textwell ActionMemo

    ほら、簡単でしょ?


    Textwellに転送

    次に反対方向。純正メモからTextwellに。これもShortcutsレシピを経由します。

    Textwellというレシピを作成。URLスキームを使っても良いのですが、今回は別の方法で。「次の方法で開く」を使ってTextwellを指定。このアクションの本体は Open in なので、URLスキームが無いアプリでも転送先に選べるのが特徴です。

    https://www.icloud.com/shortcuts/fc8c7059fa1f417b907c424311e7f8dc


    URLスキームを活かす場合は「URL」と「URLを開く」を並べてください。


    まとめ

    ショートカット 2.0
    分類: 仕事効率化,ユーティリティ
    価格: 無料 (Apple)

    iOSのアドバンテージはアプリ間の連携だと思います。Shortcutsはその連携をもっと柔軟なものにしてくれる。たとえば純正メモへの転送も「マークダウンからリッチテキストを作成」を追加すれば機能アップできる。そこがAndroidインテントとの違いじゃないかな。

    iOS12だとShortcutsでWiFiをオフにできます

    やっとできました。


    Shortcuts

    ショートカット 2.0
    分類: 仕事効率化,ユーティリティ
    価格: 無料 (Apple)

    Workflowの名前が変わり、できることが増えています。Siriの機能を流用できるようになった。これは今までにないレシピを作り出せるんじゃないかな。


    WOFF

    下記リンクをタップしてください。Shortcutsにレシピが取り込まれます。機内モードWiFiをオフにし、データ通信とBluetoothをオンにします。レシピ自体は「ホーム画面に追加」でアプリ化しておくと呼び出しやすいです。そこはお好みでどうぞ。

    https://www.icloud.com/shortcuts/b3d42589ee0d45799ddc679bf3311b87


    Siriを設定

    Siriをオンにしないとこのレシピは有効になりません。設定アプリの「Siriと検索」を開き「ホームボタンを押してSiriを使用」をオンにします。


    まとめ

    外出するとき一瞬で iPhone の通信方法を切り替える。コントロールセンターだとWiFiがちゃんとオフになりません。おかげで知らないうちに、コンビニの回線に捕まっていたりして痛い。でもこのレシピならそんな罠を回避できます。

    しかしShortcutsが日本語化されていて違和感がすごい。「IF」が「次の場合」なのは慣れないよ。小学生とか、これでプログラミングを覚えちゃう子もいるんだろうな。

    iOS12のキーボード、書き心地はいかがですか

    標準キーボードがパワーアップしました。立ち上がりが軽くなってます。サードパーティのキーボードに切り替えるのも速い。ストレス減るわあ。


    フリーカーソル

    「空白」を長押しするとカーソル移動になります。トラックパッドな感じ。 3Dタッチに対応していない機種でも使えます。漢字変換中に使うと文節区切りにもなる。


    文字選択

    フリーカーソル中に、もう一本の指でキーボードをタップすると選択モードに変わります。これも便利。もう一回タップして解除にならないのは解せない。


    変換候補リスト

    デザインが変わって、少し押しやすくなった。フォントが大きくなったのかな。漢字変換中に右肩の山ボタンでリストを出し、下方向にスワイプするとリスト領域が広がります。これ、単語選択からの再変換にも使えるといいんだけど、なぜかそうなっていません。


    内蔵辞書

    ポップアップメニューの「調べる」で使う内蔵辞書がクリアされてます。再ダウンロードしましょう。設定アプリの「一般>辞書」にあります。スーパー大辞林ウィズダム英和辞典は必須。あとNew Oxford American Dictionaryあたりを英英辞典として追加。


    まとめ

    前からある機能ですけど、地球ボタン長押しで「キーボード設定」に飛ぶ方法。設定アプリ自体を起動するのに便利です。わざわざデスクトップから探さなくて済む。

    iPadはステータスバーの真ん中が空白になりました。どうやら次に来る新型iPadにノッチがつく様子。つまりホームボタンがなくなってベゼルレスですかね。