2009-05-13

忙しい。燃え尽きた・・・。

BLUE BOSSA (Blue For You)
1963(Adela Dalto / Kenny Dorham) Sunny Night

Sometimes I'm just a fool, feeling confused
Seeking out to find, what life's about

ときどき私はバカみたい、混乱しちゃって
生きる意味とは何だろうとか考えてるうちに
自分たちの愛のことを忘れてしまってたの
振り向いたら、あなたはもういなくなってた

どうして恋なんかしてたのか、わからない
立ち止まれない私をあなたは強く抱きしめた
でも終わり、やり直そうとしても遅すぎる
振り向いたら、あなたはもういなくなってた

今さらだけど、あなたのことが恋しくなる
あなたのこと考えるとブルーな気持ちになる

どうして恋なんかしちゃってたんだろう？
それは火と戯れ、その炎に触れるようなもの
燃やし尽くして、あなたもいなくなってた
残っているのはただ、あなたへの切ない想い

深い恋をしている人は、自分が恋をしてるとは気づかない。それは、失ってから初めて気づくもの。「私、恋してるんです」と言えるような恋は恋ではない。そんな意識できるものじゃないんです。空気と同じで、それに包まれているときは、あって当り前。わざわざ考えたりしない。別のことで忙しい。そして無くなったとき、何かを無くしたのだとやっと気づく。だから恋は、過去形でしか語れない。
物憂いメロディの『ブルー・ボッサ』。1963年ジョー・ヘンダーソンの初リーダー作『ページ・ワン』で発表された。作曲はケニー・ドーハム。当時ジョー・ヘンダーソンはケニー・ドーハム・クインテットのサックスを担当していたので、レコードを出す彼のためにプレゼントされたもの（良い上司だなあ）。ボサノヴァと思われているが、コード進行はシャンソンの「パリの空の下」が下敷きになっている。

Live at the Blue Note
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ドミニカ共和国出身のミッシェル・カミロ。2003年ニューヨーク・ブルーノートでのライブです。スペイン語を母語にする人だから、2000年に入ってスペインをテーマにした作品を立て続けに発表し、その後のライブ。ラテン音楽のリズムがほとばしっています。

Page One
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これがジョー・ヘンの最初の作品。当時流行り始めたボサノヴァを意識しているけれど、これはやはり別物。メンバーはケニー・ドーハム・クインテットそのままで、トランペットはドーハム自身が吹いている。マッコイ・タイナーのピアノもモード・ジャズ。

Play
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まあ、シャンソンを下敷きにしてたって、ラテン音楽と間違われても構わないじゃないですか。開き直って「スペイン」で名を馳せたチック・コリア。ソロ・ピアノにボビー・マクファーリンのボーカル。でもマクファーリンですから、打楽器も管楽器も、全部自分の「声」でやっちゃうわけです。病みつきになりますよ、この人の「声」は。

Blue Bossa
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ボサノヴァとしてなら、ジョビンの愛弟子アナ・カラム。ギター一本で、気怠いボサノヴァに早変わり。2001年。大御所だけあって隙がない。でも歌詞はポルトガル語なのでよく分かりません。

ブルー・フォー・ユー
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英語の歌詞はこの人のを参考にしました。アルゼンチン出身のアデラ・ダルト。ジョージ・ベンソンをピアノでサポートしていたホルヘ・ダルトの妹さん。リー・コニッツともセッションした人です。AOR風の都会的なR&B（試聴はこちら）。