TextwellアクションBeside:エディタにおける「保存」とは何か
積んでおく。
Beside
Switch系アクションの現在。Textwellを二画面に変えるアクションを何通りか書いてきました。結構使うんですよね。何か文章を書いているときに別のメモを取りたくなるときがある。それが基本形です。昔...
「横に置く」。そうしたニュアンスでBesideと名づけました。「B面」という意味も掛けてあります。書きかけの文章を横に置いて、しばらく別の文章を書く。そちらが終わればまた元に戻る。「一枚の紙」がコンセプトのTextwellに裏面を作り、そちらにも書けるようにしたアクションです。今回はそのアクションに新しい一時保管機能を付け加えてみました。
保存未満
保存は、完成に向かう原稿の言葉。半恒久的に留まる。でも、そうではない、はかなく瞬間的なテキストもあります。サポセンの電話番号だったり、気になる本の題名だったり。現実空間であれば、チラシの裏に書いて積んでおく。休日にゴミ箱に捨てるレベルのもの。
それらをデジタルで表現しようとすると、表裏では足りなくなります。二枚では少ない。すぐ要り用ではないものの、引き出しに片付けるほどでもない。時間があるとき仕上げ、Evernoteにでも転送しておこう。そんな下書き。これを「机に積む」にはどうすればいいか。
Stack付き
そこで「Stack」という機能を追加してみました。Textwellにはヒストリーやスナップという一時保存の機能があります。それに対し、もっと期間性が短い。Stackは積荷のように使います。一行目をタイトルと見なし、同一のタイトルがあれば上書き。最新版のみ残す。チラシに書き足し、また積み直す。そういう用途なので新しいものほど上に来ます。
Stackの整理
左端の赤帯をタップすれば削除になります。Stack自体をクリアするには二本指でスワイプしてください。あくまでも一時的に「積んでおく」のイメージです。
アクションバーからBesideを呼ぶとキーボードが閉じません。これが困るときは、一度赤帯をタップしてから削除をキャンセルしてください。キーボードが引っ込みます。
バッファという思想
Emacsのbufferに似ているかも知れない。並行して複数のテキストを育てていく。リビジョン管理でもファイル管理でもない。そもそもテキストは管理の対象ではなく、雑草のように生えてくるものです。机の上のチラシの山に、花が咲くときもあれば、キノコが生えるときもある。そういう肥やしとしてのテキストをデジタルで追求したらどうなるか。あまりピタリとくるエディタは無いんですよね。その中でWorkFlowyは近い。トピックを貯めておくと、そのトピックが墓地に送られ次のテキストを召喚する。悪くは無いけれど、読み込みさえもどかしいので、Stackで表現してはどうかと考えてみました。
まとめ
アクション集が増えすぎてまとまらない。