SAMBA DE ORFEU (Sweet Happy Life)

雪が降ったり、暖かかったり。北海道の雪祭りは明日が最終日。
  雪まつり


SAMBA DE ORFEU (Sweet Happy Life)
1959(Antonio Maria / Luiz Bonfa) Steve Sobiench


Quero viver, quero sambar
Se a fantasia se perder, eu compro outra


僕は生きる、僕は踊る
もし夢をなくしても、新しい夢を探せば良い
僕は踊る、僕は生きる
サンバを踊り尽くせたら、死んでも構わない


一緒に生きよう、踊ろう
もし夢をなくしても、新しい夢を探せば良い
踊ろう、一緒に生きよう
サンバこそが自由だ、死でさえ止められない


もしも素敵な人生を歩みたいのなら
この僕を好きになってくれないか?


同じ阿呆なら 踊らにゃ損々♪ 「アントニオの唄」にあったように、ラテンの人たちには「踊り=生命=自由」という、単純明快な方程式があります。一つは彼らにとって「労働」が奴隷労働であること。自分が納得して選んだ仕事ではないことがある。だから、祭りによってその「日常」を破壊することで、その瞬間に生命の湧き立つサンバが生まれてきます。日本にも「ハレとケ」を分断する祝祭で、内なる破壊力を昇華する仕組みがありました。でも、今はそれがイベント化してしまってるからなあ。
邦題『オルフェのサンバ』。先の「カーニバルの朝」と同じ1959年映画『黒いオルフェ』の挿入歌。ルイズ・ボンファ作曲。こちらは、主人公のオルフェが亡くなった後、彼のギターを受け継いだ子どもたちが弾く曲。「僕のギターで、太陽が昇ってきた!」− これが、サンバが祝祭である瞬間。

踊り出してしまいそうな、ひたすら明るい渡辺貞夫さんの「オルフェのサンバ」。


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starブラジリアンジャズサンバガットギターグルーヴトリオ

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ブラジルの熱きギタリスト、ボラ・セチスヌーピーヴィンス・ガラルディと組んでいた人ですが、こちらはリーダー作。本場のサンバのリズム。


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OrfeuRon Carter

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star意図不明のブラジル指向アルバム

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カーターさんがベースで弾く、重い重いサンバ。試聴するときは、上のジャケットをクリックし、日本のアマゾンに飛んでから co.jp を com と書き換えアメリカに飛んでみてください。mp3に切り替え中のようです。


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Made for Each OtherSonny Stitt

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ただのボサノバでは終わらない。ドン・パターソンのオルガンに絡めて、段々とファンクになっていくソニー・スティットのサックス。


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starジャズとボサノバの蜜月

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こういうのを料理させると絶妙にうまい。ボサノバっぽく始めて、軽快なスイングに変えていくオスカー・ピーターソン。でも「Espanol」はスペイン。ブラジルではないから、アルバムのタイトルは変。



SWEET HAPPY LIFE (by Norman Gimbel)


My wish for you, sweet happy life
May all the days of the year that you live be laughing days


私があなたに望むのは、甘くて幸せな生活
今年は毎日、笑いながら過ごせますように
私が心から望むのは、甘くて幸せな生活
昼間に続く夜を、踊って過ごせますように


あなたの微笑みに星を、あなたの髪に月を
あなたの恋するハートに誰かの素敵な愛を


私があなたに望むのは、甘くて幸せな生活
悲しみを忘れ、心が歌い始めますように
そしてもしも願いが叶うなら、その日々を
あなたと過ごせるのが私でありますように


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star心に安らぎを

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この歌は1963年にノーマン・ジンベル(「Killing Me Softly」の作詞家)が英詩を付け、ペギー・リーが歌った。アメリカではもっぱらこちらの歌詞が使われています。訳してみると、こちらのほうはバレンタイン向け。というわけで、ローズマリー・クルーニージョン・ピザレリのデュエットで。