iPadのプロモーションビデオ「Life on iPad」が美しい

生活に根ざして息づくタブレット



Apple - Life on iPad
ナルシスティックですよね。自信に満ちている。世界中で愛されていることをさりげなく自慢しています。だから無言。BGMさえ要らない。言葉で説明してしまうと嘘っぽくなる。
それと、iPhoneではないのがポイント。iPhoneだと「一人」を強調してしまうからでしょう。iPadは人に見せるためのタブレットです。「私」と「あなた」を繋ぐものになる。
機械を操作する孤独な場面から始まり、それが群衆の中の光景へと移り、チームをまとめる要となり、ビバークする孤独な登山家で締める。最後の「孤独」が世界と繋がっている孤独になる演出。シークエンスがうまいし、飽きさせないように並べている。
WebサイトでのiPad AiriPad mini Retinaの紹介が「スペック比較」になっているのが少し悲しかったのですが、やはりAppleにはこの動画のような「これで何が変わるか」を提示してほしいですね。Appleらしさは「夢を見せること」にあるのだから。