久しぶりにDraftPadを立ち上げてみた

やはり手に馴染む。


DraftPad 1.6.2
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Manabu Ueno)

AppStoreにはないけれど、iPadには入っている。もし削除してしまっても、購入履歴から探し出せる。デザインはiOS6のままで、かえって新鮮に感じる。無骨なまでの文具感。iOS7は質感を失ったのだろう。クオリアの喪失は存在を空気に変え、それも悪くはないけれど、物足りない。DraftPadと対話しながら文章を綴ると、微かな反作用を指先に感じる。
5つのアシストで始めるDraftPad(iOSをワンランク・アップするメモ帳)



Textwellがカラフルなシャーペンだとすると、DraftPadは木でできた鉛筆。それも4Bの濃いめの鉛筆。書くごとに丸みを帯び、筆跡に思考のためらいが刻み込まれていく。



アシストは引き出しに放り込まれた小物入れ。整理されず乱雑に散らばっている。分類のために付けたアイコンは安っぽく、おもちゃ箱のような表情で笑う。



Libraryは古い図書館のように時間も止まり、緋色のNewが染み付いている。



新しいOSは住みにくくないかい? クリア機能も、今ではダブルタップ+スワイプのウルトラC。iOSがバージョンを重ねるたび、不具合は出てないかと意味もなく立ち上げてしまう。これで起動しない日が来たら、どんな想いで受け止めればいいのだろう。


DraftPad用の自作アシスト集
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最近iPadiPhoneを手に入れた人たちは知らない。でも知人にDraftPad使いだった人がいるなら尋ねてほしい。それはどうか、と。運が良ければ、その人のIDでAppStoreに入り、購入履歴からインストールしてくれるかも知れない。初めはただのテキスト・エディタに思えても(なにしろ文章の保存さえできない)、アシストを組み合わせるうちにこれが「環境」なのだと分かるだろう。書くための、とっておきのベースメント。それがDraftPad。
  • 満を持してDraftPadの上位互換エディタが登場しました Textwell