iOSでアプリが立ち上がらなくなった、そんなときの対処法

帰り道で困りました。Textwellが起動しなくなった。



直前に何をしたか思い出すにも頭が真っ白。辛うじて、Gmail検索用アクションを組んでいた記憶が戻る。そうだ、検索結果を内蔵ブラウザで表示するところまでやった。キーワードを書いてアクションを走らせて。そのあと何をしただろう?
過去に意識を飛ばしながら、電源とホームボタンの同時押しで再起動。しかしTextwellはすぐ落ちる。辞書の設定もネットワークの設定も初期化してみる。Textwellは立ち上がらない。URLスキームで空っぽのテキストを転送してみる。これも変わらない。



Gmail検索に成功した後、自分のしそうなことは何か。たぶん、読み込み機能をつけることを考えるだろう。ソースを表示するよう改造する。で、表示に飽き足らず、idを抜きだそうと読み込みルーチンを組み、そこだ。そこで、一度Textwellを閉じたのだ。やたら長い改行のないソースを残したまま、終了したのだ。
AppStoreから上書きインストールできればいいけれど、虚しく「開く」は開くだけ。パソコンのiTunesから上書きできるか試みるが、ボタンは「削除」のみ。手詰まり。長考に入る。「これはネタになるなあ」。他人事のようにつぶやく。Googleで検索すると、内部データベースが壊れた場合の対処法が出てくる。新しいアプリをインストールすると更新されるらしい。適当に落としてみる。しかし変化なし。iTunesでバックアップを取って復元してみる。壊れた状態のバックアップでは復元しても壊れている。当たり前でした。



・・・もしや、iCloudのバックアップなら「昨日」に戻れるんじゃないか。それで試したわけです。すべてのコンテンツと設定を消去。再起動してから「Hello」の設定画面。そこからiCloudのバックアップで復元を選ぶ。長い。時間がかかる。風呂に入る。



はい、無事起動。本当は一度削除してインストールでも良かったかな。Textwellは下書きアプリだから、文章は保管されていない。wri.peとDropboxにあります。アクションが消えると困るけれど、自作アクション集に最新版を揃えている。ブログがバックアップを兼ねてます。ただ、確実に復旧する方法を確認したかった。iCloudバックアップが鍵でした。タイムマシーンのように時間を遡る。これでこれからも無茶な開発を安心して行えます。


なお、「過去」に戻ったため、不調のときに撮ったスクリーンショットは消えました。そりゃあそうだ。上の写真はいずれも「イメージ」です。