モブログでMarkdownって使えるものなの?(その5:リスト)

今回はリスティング。箇条書きを見てみます。


リストの作り方

<li>−HTML5タグリファレンス
<li>タグはlist itemの略で、リストの項目を記述する際に使用します。li要素は、 ol要素・ ul要素・ menu要素 のいずれかの子要素として使用した場合には、その親要素のリスト項目となっ...

Markdownの一番のウリはリストじゃないか。だって先頭に「-」か「*」を付けるだけですよ。それだけでlistingになる。HTMLタグだとulタグとliタグで入れ子を作るのに、Markdownは「-」だけ。見やすいし、管理もしやすい。


たとえば下記のように書くと

- ソフトバンク・ホークス
- 日本ハム・ファイターズ
- 西武ライオンズ
- ロッテ・マリーンズ
- オリックス・バッファローズ

箇条書きで表示される。これが基本。


多重リストも作れます

さらに多重構造の箇条書きも作れます。「-」の前に空白を2つ入れる。インデントすることで、それが下位項目に移動。空白を4つ入れると、さらに孫階層に配置されます。

- ソフトバンク・ホークス
  - 日本ハム・ファイターズ
    - 西武ライオンズ
- ロッテ・マリーンズ
    - オリックス・バッファローズ

これは何段でも可能な様子。その代わり、1段目の下にすぐ3段目は置けない。構造に一貫性があるように再配置されます。HTMLタグでこれをやるのは面倒極まりない。


連番リストも簡単です

次に連番リストですが、これは変なのですよね。「2.」としようが「100.」としようが、表示は必ず「1.」からカウントする。番号を気にせずに先頭に付ける方式なので、むしろ番号を振らないほうが良いかも知れません。どこまでも「1.」だけで押し通す。

1. ソフトバンク・ホークス
1. 日本ハム・ファイターズ
1. 西武ライオンズ
1. ロッテ・マリーンズ
1. オリックス・バッファローズ

Markdownが自動で連番に置き換えます。

  1. ソフトバンク・ホークス
  2. 日本ハム・ファイターズ
  3. 西武ライオンズ
  4. ロッテ・マリーンズ
  5. オリックスバッファローズ

この連番の性格が掴めないのですが、リストの中に空行を差し込んでも、カウンターはリセットされません。地の文が入ったところで連番が初期化される設定になっています。


連番リストの階層化

そして連番リストの多重階層。まるで法律の条項のような。

1. ソフトバンク・ホークス
  1. 日本ハム・ファイターズ
  1. 西武ライオンズ
1. ロッテ・マリーンズ
1. オリックス・バッファローズ

親階層は連番が続行してるでしょ。この番号管理をMarkdownがしてくれるから、書き手はただ項目を並べていけばいい。レイアウトはお任せで、人間は内容に知恵を絞る。

  1. ソフトバンク・ホークス
    1. 日本ハム・ファイターズ
    2. 西武ライオンズ
  2. ロッテ・マリーンズ
  3. オリックスバッファローズ

箇条書きの入れ替えは、Textwellの「Reorder Lines」を使うのが手軽です。もっとも、一つ二つを入れ替えるだけなら、二本指で行をタップしカット&ペーストするのが速い。改行込みでクリップされるので、そのままペーストすれば行の挿入になります。


リスト内での改行について

リストの項目を途中で改行したい場合は、文末に空白を2つ入れます。

1. ソフトバンク・ホークス
  1. 日本ハム・ファイターズ  
  西武ライオンズ
1. ロッテ・マリーンズ  
オリックス・バッファローズ

  1. ソフトバンク・ホークス
    1. 日本ハム・ファイターズ
      西武ライオンズ
  2. ロッテ・マリーンズ
    オリックスバッファローズ

箇条書きに注釈を付ける場合はこの方法になるかな。


まとめ

リストに関する難しい注文も、Markdownなら柔軟に対応。なるほど、基がマニュアル書きのフォーマットなのは分かるなあ。箇条書きがポイントですからね。手順を描く。書くほうも楽をする。読むほうも間違えない。出来上がる文章は、見た目論理的なレイアウト。論理的に整理されると、推敲も論理モードになります。ポエムに使っちゃダメですね。