Markdownをマインドマップに変換するアプリ iThoughts
右脳がこそばゆい。
まずは無料で
トピックをネットワーク状に配置するマインドマップ。フィンランドでは「カルタ」と呼ばれ、小学校の授業で習うそうです。連想が連想を呼び、ネットワークが広がっていく。ツールの助けで全体像が見渡せる。脳みそから変なパルスが出そうなくらい楽しい。
ただ、デジタルではダメなんですよ。入力自体で疲れます。便利なのはわかるけど、発想するまでに息切れを起こしてしまう。なんとかならんか。URLスキームは「ithoughts:」。
そこでTextwell
じゃあ、いつも通り、Textwellに任せましょう。iThoughtsはMarkdown形式に対応し、見出しの構造がマインドマップになる仕組み。#の数に合わせて段差が変わります。この性質を利用し、Markdown変換するアクションを作ってみました。
Import Textwell ActioniThoughts(M↓)
入力形式
Markdownのままでも良いのですが、どの行にも#を付けるのが面倒。楽したい。このアクションでは次のルールで階層化することにしました。
- 一行目は親トピックと見なす
- 空行後の一行目も親トピックとする
- 二行目以降は子トピックになる
- 先頭に空白を2個置けば孫トピックになる
- 先頭に空白4個なら曽孫とする
アクション実行
アクションを起動すると 、Markdown化したリストをクリップボードに保存し、iThoughtsを起動します。クリップボードをマップに貼り付けて完了。
トピックにトピックを重ねると関連づけの変更になります。トピックを選択し「新規」でトピックの追加。右下のゴミ箱を長押しするとトピックの削除になります。iThoughts自体は直観で使える仕様なので、操作しているうちに覚えちゃいますね。
Markdown出力
右上メニューの共有ボタンが、画像やOPML形式での出力に対応しています。この中にMarkdownもある。「共有」の「他のアプリで開く」にあります。Textwellにも対応していて、マインドマップがテキストとして取り込めます。結構面白い。
OPML形式でTextwellに出力し、それをWorkFlowyに貼り付けることも出来ます。本当は、直接iThoughtsとWorkFlowyで往来できれば楽しいんですけど。今はテキストエディタの仲介が必要なので、少し残念。お好みのエディタをお使いください。
まとめ
無料版はトピック数の上限が20個まで。大まかな筋立てには十分ですが、細かな発想は練れない。その場合は有料版なんですが、お高いです。値段のせいで知名度が上がらないので、まず触ってもらおうと無料版を出したのでしょう。いい作戦です。確かにiPhoneの狭い画面でも苦痛なく扱える。なんとか、上限を超えずにマップを作れないものか。