Scrapboxはどれほどモバイルに進化したのか
今年は Scrapboxの年でした。メモを登録していくと、キーワードをもとに互いに関連付けが進んでいきます。これが万病に効く。日記にもなるし、論文の資料集めにもなる。このオモチャ箱に放り込んでおけば、後からどんな形であれ、取り出すことができる。
ただし、初めはiPhoneが参加できませんでした。独自の画面設計なのでカーソルが思うように動きません。Textwellから投稿するだけ。手を入れるのはパソコンから。そういう体制がしばらく続きました。ところがこの1ヶ月で急激に進化したのです。
スライドカーソル
UserScriptが効かなくなったと思ったら標準装備されました。指でスライドするとカーソルが動きます。ありがたい。これじゃないと何も書けないんです。
ポップアップメニュー
長押しするとキーボードが閉じ、メニューが現れます。[ ] はキーワードを入れると他のページへのリンクを作ります。Select は範囲を選択してコピーやデリート。Image はカメラロールの画像をGyazoにアップロードします。万事ぬかりありません。
ページメニュー
メニューバーにページメニューが付きました。タイムスタンプの確認やリンク作成、ページ削除ができます。Drawingも追加され、手書きでメモが残せます。これまた便利。個人的にはUserScriptでGyazoに飛ぶボタンも付けています。
code:script.js
scrapbox.PageMenu.addMenu(
{title:"Gyazo",
image:"https://gyazo.com/apple-touch-icon.png",
onClick:function(){location="https://gyazo.com"}
})
Textwellからシームレスに
Textwellからの投稿もスムーズです。今回はカーソル行の検索もします。ハッシュタグを検索して連結するのに便利。空行だと従来通りの全文保存です。白紙の場合はScrapboxをブラウズ。さらに、codeをタップしたときに出るローデータも読み込みます。
Import Textwell ActionScrapbox
【注】 ソース内の変数HOMEをご自分の ScrapboxのURLアドレスにしてください。
まとめ
あらゆる情報を自動で整理することができる画期的な知識共有サービスScrapboxでは、遠く離れた人が同じページを同時に編集することができます。 ライブ・マークアップエディタはとても強力で、[角カッコ]...
以前はテクスト保管庫にwri.peを使っていたのですが、今はScrapboxになっています。wri.peはスクリプトを実行してしまうことがあり、スニペット置き場にできなかった。Scrapboxはバッティングしません。モバイル最強のクラウド・メモに進化しています。