2006-12-27

さて、明日は仕事納め。お正月は日本でお過ごしですか？　それとも海外？

COME FLY WITH ME
1958(Sammy Cahn / Jimmy van Heusen) Al James

Come fly with me, let's fly let's fly away
If you can use some exotic booze

一緒に飛ぼう、飛んで出かけよう
エキゾティックなお酒を試せば
気持ちは遠く、ボンベイのバー
一緒に飛ぼう、飛んで出かけよう

一緒に飛ぼう、ペルーに行こう
ラマの国に一人だけの音楽隊
君のために笛を吹いてくれる
一緒に飛ぼう、青い空を飛ぼう

高く舞い上がり、空気も薄くなれば
水平飛行をしよう、眼を輝かせ
高く舞い上がり、君を抱きしめれば
天使の歌声も聞こえてくるかも
だって、僕たちが一緒にいるからね

思った通り、なんて良いお天気
君がそう呟いて鳥の群と飛ぶと
アカプルコの入り江に到着
うん、完璧なハネムーンだなあ
一緒に飛ぼう、さあ、一緒にさ

二人で飛行機に乗って世界一周しよう。ボンベイ、ペルー、アカプルコ。素敵だろうねー。完璧だよねー。と言いながら、実はそんな金はない。すべて脳内旅行。お家でイメージ・トレーニング。それとも、悪い薬で飛んでるのか？
スランプに陥ったシナトラが、1952年コロンビア・レコードから首になる形でキャピタル・レコードに移籍。もう「アイドル時代」は終わった。この曲も、ビリー・メイ・オーケストラと組んで新境地を開いたアルバムのタイトルナンバー。例によってサミー・カーン＆ヴァン・ヒューゼンが手掛けている。『スタートレックDS9』で癒し系キャラのヴィック・フォンテインが歌ったことで（一部では）有名な曲。YouTubeで初めて知ったけど、この歌、「ぶーん」のポーズを付けるものなの？

ジャズ界のアイドル、マイケル・ブーブレ。楽しそう。

Come Fly with Me
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世界一周をコンセプトに、名物名所を歌にして揃えたアルバム。サミー・デイヴィス Jr.やディーン・マーティンらと「シナトラ一家」を組みツアーをしたり、とにかく油に乗っていた時期で、このシナトラを聴かずにいつのを聴くんだ？ってくらいです。後ろはTWA航空。

The Men in My Life
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ジャッキー・アレン。ヴォーカルでここまで崩せる人は珍しいんじゃないかな。ブルーノート系のジャズシンガー。

Romantically Helpless
	Holly Cole EMI Int'l 2000-10-17 売り上げランキング : 229915 おすすめ平均軽やかなホリーコール Amazonで詳しく見る by G-Tools

このホリー・コールの歌は、ふわふわ〜っとするんですよね。一緒に空を飛んだら楽しいだろうなあ、という気持ちにしてくれます。ジャケットは「ぶーん」のポーズ。

カム・フライ・ウィズ・ミー
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ヨーロッパの歌姫リタ・ライスをサポートしていたピム・ヤコブス・トリオ（試聴はこちら）。よく知らなかったのですが、レコードのとき「幻の名盤」だったようです。レコードが手に入らないなら、CDを買えば良いのに（by マリー・アントワネット）。後ろはKLM航空。

Young at Heart
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テナーサックス奏者ジェイムズ・ムーディー。ディジー・ガレスピー・グループで磨き上げられたこのスイング！

Blue Eyes
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ギタリストだとビレリ・ラグレーン。

80日間世界一周スペシャル・エディション
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1956年の映画で、直接は「COME FLY WITH ME」とは関係ないけれど。この世界一周旅行の目玉は、行く先々で有名俳優がちょい役で出てくること。この映画から「カメオ出演」という呼ばれ方がされました。
もちろん、フランク・シナトラも出てきます。セリフもあります。これに味を占めて「世界一周を歌にしてみよう」と思い立ったんじゃないかなあ？