iPadの無料RDP/VNC接続アプリ Wyse PocketCloud

遠隔操作の基本形。

・Wyse PocketCloud for iPad

画面共有VNC。OSXの標準機能ですが、意外と知られてないので、まず無料版ビューアで体験してみてください。iPadの中にパソコンが入ります。Windowsの場合でも、このアプリのRDP接続でうまく行くはずです。iPadの広さがあればこそ、この機能が生きてくる。
http://www.wyse.com/products/software/pocketcloud/index.asp

まずパソコン側でVNCを設定。
・システム環境設定を起動し、「共有＞画面共有」をオンにする。
・「コンピュータ設定」から「VNC使用者が画面を操作することを許可」。
・このときの「パスワード」を覚えておく。
次にiPad側のPocketCloudを起動。
・サインアップせず「スキップ」でマニュアル接続へ。
・右上にある「＋」をタップし「Remote Shadowing(VNC)」を選ぶ。
・「ニックネーム」は適当に、「ホスト」は192.168.x.xのIPアドレス。
・「パスワード」は、OSXでVNCを設定したときのパスワード。
・「ポート」は5900のまま、「Operating System」はMacにし「保存」。
・後はただ、その接続先を選ぶだけ。
左下のアイコンから「切断」したり、２つめのアイコンで多機能マウス・モードになったり、操作系がよく考えられています。キーボードも、OSX用の特殊キーが使える。iPadに出来ないことも、PocketCloud越しにパソコンで処理すれば問題なし。

有料版は複数接続に対応。でも個人なら一台で充分。上の方法はローカルLAN限定ですけど、Googleアカウントがあれば、サーバーソフトをダウンロードし、家から離れていてもアクセスできるようになります。セキュリティはWyseが面倒見てくれる。忘れ物をしても、PocketCloudでDropboxフォルダにファイルを移し、しばらく待てばiPad側のDropboxアプリで持ってこれる。すごいでしょ？　もちろん、ハンカチやちり紙、リアルな忘れ物の場合は転送できませんけど。

有料アプリならSplashtop Remoteが強力。パソコン側のFlash動画もスムーズに表示されます。バージョンアップを繰り返し、音声もiPadから出るようになりました。サーバーソフトも日本語化。ネット越しの遠隔操作にも対応。デュアル・ディスプレイ・モードも装備（Win7限定）。こういう進化し続けるアプリは、持ってるだけでワクワクします。
iPadでOSXが走る Splashtop Remote