WHEN YOU WISH UPON A STAR

「夢に隠して」と夢つながりということで。


WHEN YOU WISH UPON A STAR
1940(Ned Washington / Leigh Herline) Karmyn Tyler


When you wish upon a star
Makes no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you


星に願いをかけるのは
誰であろうと同じこと
心から望みさえすれば
どんなことも叶うはず
何か夢見ているのなら
届かぬ望みなどはない
夢見る人らしく
星に願いをかけなさい


運命の女神は慈悲深い
恋する者たちの
心に秘めたる想いには
耳を貸してくださる
青天の霹靂のように
運命は突然やってくる
星に願いをかけたなら
どんな夢もかなうはず


ミヒャエル・エンデ『モモ』で時間泥棒が囁きます。「あなたは寝る前に15分も窓辺で祈りに費やしてますね。それは無駄な時間です。これも削ってしまいなさい」。祈ること。夜の星空に向かって願いをかけること。一日を振り返ること。明日の日を思うこと。それが「無駄」だとしたら、生きている一日一日が「無駄」だということになってしまわないだろうか。・・・そうは言っても、寝るときは、バタン・キューって寝てしまうんだよなあ、まったく(苦笑)。
邦題『星に願いを』。1940年のディズニーアニメ『ピノキオ』の主題歌。歌ったのは、コオロギのジミニー・クリケット。その年のアカデミー賞歌曲賞はこのジミニー(声優クリフ・エドワーズ)が獲得しました。以来ディズニーのテーマ曲となっています。

1986年東京ライブ。キースが「星に願いを」を弾いたのはこのときだけ。


Disney Songs the Satchmo Way
Disney Songs the Satchmo WayLouis Armstrong

Walt Disney 2006-07-03
売り上げランキング : 221805


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
サッチモのディズニー。「チムチムチェリー」なんてピッタリ! ジャケットの中にウォルト・ディズニーと握手してるサッチモの写真が入ってます。


Dave Digs Disney
Dave Digs DisneyDave Brubeck

Columbia/Legacy 1994-06-14
売り上げランキング : 18883

おすすめ平均 star
starいつ聴いても楽しい傑作
starディズニーとジャズ
starオトナのディズニーファン必聴

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
真っ先にディズニーをジャズに取り込んだといえば、このアルバム。「テイク・ファイヴ」のデイヴ・ブルーベック。ポール・デズモンドの柔らかいサックスが夢の世界に誘ってくれます。


Hot House Flowers
Hot House FlowersWynton Marsalis

Sony 1994-02-01
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
starマルサリスの歌心あふれる1枚
starビター・スイートなウイズ・ストリングスものの傑作

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ウィントン・マルサリスが本気で吹くと、夢物語も甘くはならない。苦くて渋いソロを連発しています(試聴はこちら)。


Raspberry Jams
Raspberry JamsJason Becker

Shrapnel 1999-10-19
売り上げランキング : 160321

おすすめ平均 star
starダイヤモンドの原石

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ジェイソン・ベッカー。ヘビメタ・バンドのカコフォニーのギタリスト。解散後、元ヴァン・ヘイレンのデヴィッド・リー・ロスのバンドに、スティーヴ・ヴァイの代わりに参加。しかし、この頃から筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症。身体の筋肉が徐々に動かなくなる病で、今は寝たきりの状態で闘病中。この速弾きはもう聴けないのか。


ピノキオ
ピノキオウォルト・ディズニー カルロ・コロディ ディック・ジョーンズ

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-07-26
売り上げランキング : 1464

おすすめ平均 star
star初めて観ました。
starもう一度会いたい…
star日本語吹き替え版も良かったですよ。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
『ショート・サーキット2』でロボットのジョニー・ファイヴが読んでいた本が『ピノキオ』でした。カルロ・コッローディの作品。出版社で働きながらシャルル・ペローの童話を翻訳し、やがて自分も童話を書くようになったのが1881年。『子ども新聞』に連載ものを書いていた。それが『ピノッキオの冒険』(最初は連載が打ち切られ、ピノキオが吊し首になって終ったらしい。読者からの要望に促され連載再開)。彼が亡くなってから世界中で翻訳され、やっと文学的価値が認められました。でも構わないのかもしれません。『ピノキオ』は子どもたちに向けて「大人になるって、どういうことだろう?」と問いかけているのですから。