I SAW MOMMY KISSING SANTA CLAUS

家政婦は見た!


I SAW MOMMY KISSING SANTA CLAUS
1952(Tommie Connor) Dave Lawson


I saw Mommy kissing Santa Claus
Underneath the mistletoe last night


僕は見たんだ、ママがサンタにキスするのを
それは昨日の晩、ヤドリギの木の下でのこと


僕は忍び足で一階に降り、中の様子を伺った
ママはそのことに気づいていなかったようだ
ママはきっと僕が子供部屋のベッドのなかで
布団にくるまって寝てると思ってたのだろう


あろうことかママはサンタをくすぐりだした
雪みたいに白いサンタのあごヒゲのあたりを


なんてこった、今ここにパパがいないなんて
パパが見たら、すげー大笑いしてくれるのに


ええ、お坊ちゃまのおっしゃる通りです。私も見ました。その夜は屋敷でパーティが開かれたので、私、キッチンの片付けで帰りが遅くなったんです。そしたらリビングからゴトッと怪しい音がして。蛇口を開けたまま、近づいてみると、そこに奥さまと、それと赤い身なりの男が小声でなにやら話をしていました。白ヒゲの老人です。確かにいました。え? そのような者が出入りした形跡がないですって? おまけに昨日の晩、村に下りる唯一の吊り橋が落ちていたですって? でも刑事さん、私見たんです。きっとあの男、空に逃げたんですわ!
邦題『ママがサンタにキスをした』。ネイサン・マーカス・デパートのBGMソング。1952年クリスマス・カードのプロモーション・ソングとして店内で流したところ、大ヒット。ジミー・ボイドの歌でビルボード一位になった。これをローマ・カトリック教会はゆゆしき事態と受けとめ、「背徳的な歌」との声明を発表。ジミー・ボイド(当時13歳)が謝罪する形で「事件」は一応の終結を見たが・・・。

今も子どもたちからサンタへの「ゆすり」は続いている。ネタは挙がってるんだ! プレゼント持って来い!


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starデビュー後一年たたないうちに発表されたマイケル12歳の声に感動です
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若かりし頃のマイケル。って、まだ12歳。若すぎる。1970年のクリスマス・アルバムです。モウタウンらしい明るいサウンド。「サンタが街にやってくる」も「リトル・ドラマー・ボーイ」もカッコ良し。


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クリスマスソングとして有名なジャズ・セッションを集めた3枚組。聴き終わる頃にはクリスマスも終わってるんじゃないかってほど盛りだくさんです。「ママがサンタに」はジミー・マクギフのオルガン。メロディ破壊も甚だしい。「痛かったら右手を上げてください」くらいギンギンに鳴り響かせて、ハードボイルドな気分に浸れます。


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2001年にリー・リトナーアル・ジャロウダイアナ・クラールデイヴ・グルーシンが参加したクリスマス・ソングのコンピレーション。このアルバムのための録音。「ママがサンタに」はジョー・サンプルによるピアノ・バージョンです。ゆったりとしたテンポで、この曲がキラキラする美しさに満ちたメロディだったことに気づかされます。


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2002年にオスカー・ピーターソン賞を受賞したカナダのピアニスト、ロレーヌ・デマレ。同じくカナダのサックス奏者ジャン=ピエール・ザネラをフィーチャーしてのクリスマス・アルバムです。というか、ザネラのほうが目立ってますね。サックスに柔らかさがあります。やさしげな気分になれる「ママがサンタにキスをした」。これにて一件落着。
 公式サイト: http://www.jpzanella.com/