SWEET HOME CHICAGO

日曜が暮れれば、また仕事の一週間。


SWEET HOME CHICAGO
1936(Robert Johnson) Fabien Attie


Oh baby don't you want to go
Oh baby don't you want to go
Back to the land of California
To my sweet home Chicago


なあ、お前も俺と来ないか?
俺と一緒に来る気はないか?
かのカリフォルニアなる地に
我が愛する懐かしのシカゴに


1たす1は2、2たす2は4
俺はこんな重荷を背負わされ
忙し過ぎて何の暇もないんだ


2たす2は4、4たす2は6
お前はさ、いつもふざけ過ぎ
も少し真面目に仕事をしろよ


6たす2は8、8たす2は10
あの女はお前を騙したんだよ
また同じこと繰り返してるさ


俺はカリフォルニアに行くぜ
そこからデモインに出るんだ
きっといつか、誰かがお前に
俺の助けを求めろって言うさ


これは、二人の男の会話かな。重い石炭袋かなにか運びながら、一人は黙々と歩き、もう一人は思いつくことを話し掛けている。2つずつ袋は運ばれ、あまりの重労働に男は時折、故郷へ帰ることを夢見る。でも帰れないんだろうな。だから、愚痴だけが出てくる。
スクラッパー・ブラックウェルココモ・アーノルドが歌った「ココモ・ブルース」のバリエーション。1936年にロバート・ジョンソンが現在の歌詞に変え、レコーディングした。ただ「カリフォルニアのシカゴ」は地理的にありえないので、歌い手によって様々な解釈がなされ「the same old place」と言い換えたりされている。一応ここでは、カリフォルニアからアイオワ州デモイン経由でシカゴへ、という解釈で訳した。



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ロックという枠を離れると、クラプトンの憧れはロバート・ジョンソンにあった。2004年にアルバム『Me & Mr.Johnson』を出し、ブルース・ギタリストの全国集会「クロスロード・フェスティバル」を開いた。翌年『Me & Mr.Johnson』に収め切れなかった曲やセッションの映像を含んだ『Sessions for Robert J.』を出版。クラプトン自身の歌う「スイート・ホーム・シカゴ」はここに収められています。
 公式サイト: http://www.ericclapton.com/


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ここでフレディ・キングマジック・サムに行かないところが、すみません。最初に聴いたのはコレです。ブルース・ブラザーズ。この映画で「スイート・ホーム・シカゴ」を聴きました。シカゴは無法地帯です。レイア姫は凶悪。最後のほうでなぜか、カルロス・ジョビンの「イパネマの娘」が流れてます。
 公式サイト: http://www.bluesbrothers.com/


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でもまあ、ジャズを紹介するページなので、アーバン・ナイツ。ラムゼイ・ルイスのピアノに、アール・クルーのギターとデイヴ・コーズのサックス。スムーズ・ジャズのトップランナーたちが集まるのが「アーバン・ナイツ」のプロジェクトなので、飽きさせません。2000年ラムゼイ・ルイスがナラダに移籍してもプロジェクトは続行。ブルースとは違う「スイート・ホーム・シカゴ」を聴かせてくれます。
 公式サイト: http://www.ramseylewis.com/


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 公式サイト: http://www.myspace.com/pyeng