iPadのエディタはこれ使ってます MyTexts

バリバリ文章を書く人たちに。


myTexts for iPad
myTexts lite - Michael Göbel

シンプルなテキスト・エディタ。プロ版はDropboxMobileMeに保存できますが、無料版だとそれさえない。文章を書く。それだけに特化したアプリ。
http://myownapp.com/manuals/manual_mytextstouch_english/



まず、キーボードにカーソル・キーが付く。右側にあるのは普通の左右カーソル、左側にあるのは語頭/語末へのジャンプです(スペースを切れ目としている)。これで、書く効率が大きく変わります。
・フォルダ・ボタン:文書リストの表示。
・歯車ボタン:ここの「Statistics」で文字数や行数のカウントをします。
・矢印ボタン:ツールバーを消し、黒地に白の執筆モードに変身。
・メモ帳ボタン:ファイルごとに、覚え書きを残すことが出来ます。
・箱出しボタン:他のアプリに転送。PlainTextやEvernoteで外部に保存。
・鉛筆ボタン:新規文章の作成。


アップルが標準キーボードにカーソルを付けない理由はなんとなく分かります。iPadを「パソコン」にしたくない。「アップルはネットブックを作らない」と宣言して出したiPad。パソコンが得意な土俵「文章作成」では戦わない。[CTRL]や[ALT]の修飾キーは消したし、矢印キーも消した。パソコンに馴染めなかったユーザー層に「取っ付きやすさ」を提供し、このスタイルがこれからの「当然」となっていく。
けれど「文章を書く」が人間の生活から無くなるわけではありません。それもまた人としての表現手段でしょう。カーソル位置を指定するのに、細かな指作業で集中が途切れるのは困ります。媒体を意識せず「文章」に専念できる環境。しばらくは「パソコン的」も併存して構わないんじゃないでしょうか。
まあその前に、漢字変換だけは改善してほしいけど。


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