2001年『クローズアップ現代』にジョブズさんが登場したとき

水を片手に、ただの陽気なアメリカンじゃあ。


パソコン界の先駆者 - NHK クローズアップ現代
国谷アナが若い


NHK番組『クローズアップ現代』のバックナンバーをパソコンで見ることができます。とくに10年前、スティーブ・ジョブズが登場した回はiPadでも視聴できます。NHKFlashからHTML5に切り替える方針に変わったので、今後は対応ページも増えるはず。
それにしてもジョブズさんがふっくらしている。まだ病気にかかる前ですね。でも、生き様は一本貫いてます。「自分にとって楽しいことをする」。好きなことをしてれば、お金は後からついてくる。大企業になろうが、ガレージのままだろうが、そこは同じこと。それと、目的と手段とを混同しないこと。国谷アナは「パソコンか、携帯電話か」の話をしてますが、それは手段レベルの話(How)にすぎない。ジョブズさんは目的レベルの話(What)をしてます。「それは人の暮らしを豊かにするか、しないか」。パソコンも携帯も、そのための手段でしかない。仕事で使うだけならつまらない。情報を扱うだけでなく、情緒も扱えるようにするのが今後の課題。そう考えると、iPhoneiPadのCMが、写真を囲んで友人と談笑したり、遠く離れた家族とFaceTimeで会話したりなのも、「デバイスは手段であり、それで人の絆の何が変わるか」を描いてると見れば納得です。


「スティーブ・ジョブズさんは"徹底的に考え抜いた"」前刀禎明さん | 制作後記 | クローズアップ現代 スタッフルーム:NHK
Exceed Expectations


2004年から日本支社の社長をしていた前刀氏。Walkman中心だった日本市場をiPodで切り崩した人です。「お客様のニーズに応える」ではなくて、「度肝を抜いてやれ」なんだな。ジョブズさん、サプライズが好きな人だったもんなあ。そばにいる人からこんなに惚れ込まれる経営者って少ないかも。


Apple - Apple Events - Celebrating Steve
19日の追悼式


アップル社が10月19日に行った追悼式。詰めかけてるファンの人たちを見ると、これは「一企業の社葬」じゃないよ。ステージにいろんなアーティストが現れ、「彼にこの歌を贈ります」て始まりそうだ。と思ったら、ノラ・ジョーンズやコールドプレイが出てきて演奏した。うーん。彼の作るものにはメッセージがありました。やっぱり希代の「ロックスター」を失ったのかもしれない。


http://youtube.com/watch?v=VTcos3Fu2-k