JQueryMobileをDraftPadのアシストに組み込んでみました

iOSが5.1.1にバージョンアップしてます。Safariで偽装アドレスを表示してしまう脆弱性とか、AppStoreで「購入できません」と出てくる不具合とかの修正がメインです。


DraftPad 1.5.5 App Store
対象デバイス: all
カテゴリ: 仕事効率化   価格: ¥0
販売業者: Manabu Ueno
DraftPadも1.5.5になってます。アシストにiCloud Confirmが増えたところを見ると、iCloud同期の修正版かな。確認無しに同期するのがデフォルト。書き掛けがあっても履歴に残るから、むしろ同期を意識させないほうが「DraftPadっぽい」かも知れない。面白いなあ。アプリを作り込むごとに「どちらがDraftPadっぽいだろう?」と作者の人が悩んでる。そのたび、DraftPadらしさとは何かが現れる。プログラミングって、仏師が木片から仏像を掘り出す作業なんだ。
DraftPad自作アシスト集


さて、昨日書いたJQueryMobile。これをDraftPadに応用できないかと趣味に走ってみた。やはり「メニュー」ですね。アシストが増えると、一覧が長くなって困る。それで、内蔵ブラウザを立ち上げるアシストを一本にまとめました。以前もやりましたが、今回のが本命。

Title: Web Search
URL: draftpad://self/web?source=<script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.7.1/jquery.min.js"></script><script src="http://code.jquery.com/mobile/1.1.0/jquery.mobile-1.1.0.min.js"></script><script>
links={
"Google検索" : "http://www.google.co.jp/search?q=<@>",
"YouTube検索" : "http://m.youtube.com/results?q=<@>",
"Evernote検索" : "https://www.evernote.com/mobile/MobileSetup.action?noRedirect=true%26query=<@>",
"Wikipedia検索" : "http://ja.wikipedia.org/wiki/<@>"
};
a="<meta name=\"viewport\" content=\"width=device-width, initial-scale=1\"><link rel=\"stylesheet\" href=\"http://code.jquery.com/mobile/1.1.0/jquery.mobile-1.1.0.min.css\"><title>Web Search</title><div data-role=\"content\"><ul data-role=\"listview\" data-inset=\"true\"><li data-role=\"list-divider\"><@></li>";for(key in links)a+="<li><a href=\'"+links[key]+"\'>"+key+"</a></li>";document.write(a);</script></ul></div>

linksが分かりやすいよう、改行を入れてみました。改行込みでコピペしても登録できます。カスタマイズするときは「"タイトル" : "URLアドレス",」の形式で追加してください。タイトル数が増えても減っても対応できるようになってます。
DraftPadのサーチ関連を一つのアシストにまとめてみた



カーソル行をキーワードとし、選んだサイトで検索します。たとえば「but not for me」と書き、このアシストを呼ぶ。リスト・ビューにキーワードが表示され、下に検索サイトが並びます。さて、どこで検索しよう?



YouTubeは、サムネの下の題名をプレスするとURLが出てくるんですね。今回初めて知りました。これを「Copy」で持ってくれば、リンクも貼りやすくなる。Googleアカウントでログインしておけば、再生履歴でも「Copy」できる。わざわざSafariを立ち上げる迄もなかった。たまに「共有」でも出るけど、こちらは出現パターンが不明。


本当はスクリプト関係を後ろに回したかったのですが、表示が崩れるので断念。それとタグを含むキーワードは検索できません。でも、メニューとしては満足できるものになりました。アシスト一覧がすっきり。
JQueryMobileに関しては、本家の日本語リファレンスで勉強してます。iPhoneiPadとではデザインが変わる。なのに、一貫性がある。シンプルなのに柔軟な作り。DraftPadでコードを手打ちし、HTML Viewで確認。きちんと表示するんです。面白いなあ。
http://dev.screw-axis.com/doc/jquery_mobile/


(追記:2012/5/15)
DraftPad 1.5.5の「本質」は箱ボタンの長押し。プレスすると「Recent Assists」が出てきます。これは便利。