SeeqとMyFindの違いはサジェストの扱いにある

検索アプリのSeeqとMyFind。似たような機能じゃないですか。どちらをメインにするか決めかねる。それで、互いの特徴を考えてみました。キーワードは「サジェスト」。



MyFind - 大辞林/ウィズダム/Oxford 1.3
分類: 辞書/辞典/その他,仕事効率化
価格: 無料 (Takeyoshi Nakayama)

サジェストとは、キーワードをタイプしたときに出る予測のこと。iPhoneはタイピング効率が悪いので、入力数を減らすサジェストは検索アプリの武器です。検索だけならSpotlightを開けばいい。サジェストあっての検索アプリ。MyFindの場合は入力欄の上に3項目並びます。選ぶとさらに絞り込まれる。タイプを省く効率化を図っています。



Seeq+ - 新世代検索ランチャー 1.0
分類: 仕事効率化,辞書/辞典/その他
価格: 無料 (Yusuke Tsuji)

Seeq+にもサジェストがある。しかも、入力欄の下に6つ並びます。研究してあるなあと感心する。入力欄をタップすることは少なく、サジェストをタップする回数は多い。それが検索アプリの特性です。だからタップしやすいように下に置いた。理にかなっている。


3つのMyFindより、6つのSeeq+。そういう結論かというと、そうならない。実は老眼にはSeeq+のサジェストが見にくいのです。上下左右に目を動かすことになる。閑散と散らばっていてタップに気を使う。じゃあ、MyFindならいいかというとそうでもない。



Seeq - 次世代検索ランチャー 2.7
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Yusuke Tsuji)

旧版「黒Seeq」のサジェストを見てください。縦に並んで選びにくそうですよね。指を伸ばさないと届かない。けれど、縦並びの利点だと思うのですが、それぞれの差異が視覚的に把握できます。他とどこが違うのか主張している。識別しやすいデザインになっています。


そんな風にサジェストについて考えて思ったのですが、入力欄にすでにある文字列をサジェストでも反復する意味は薄いように思いました。新しく付け加わる部分だけ「+ 何とか」と出すのではダメかな。文字列が横並びになっていると、目が先頭からスキャンするため、同じ部分を何度も読む。入力欄も近いため「類似」に目が行き、「違い」にたどり着くのに時間がかかる。サジェストは「違い」を選ぶデザインが向いているように感じました。