Textwellから素速くTextExpanderにスニペットを登録する方法

URLスキームが強化されました。


TextExpander 3 + custom keyboard 3.5
分類: ユーティリティ,仕事効率化
価格: \600 (SmileOnMyMac, LLC)

モブログだと、どれだけキーボード入力を減らすかがポイントになります。ユーザ辞書では改行込みの段落を登録できない。それで定型文を記憶させるためにTextExpanderが流行した頃がありました。今は定型文支援のキーボードが出てきたから、昔ほどの魅力はないけれど、それでもマクロで日付を入れたりカーソル位置を調整できたりするのは便利です。


Textwell 1.4
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

TextExpanderを立ち上げて定型文を打ち込むのって面倒なんですよね。そういうのは慣れているエディタで済ませたい。Textwellからだとこんな感じになります。

// 頭文字の設定
prefix="。";

// スクリプト本体
s=prompt("Abbreviation:",prefix);
if(s){
  if(s==prefix){
      T("updateTextExpanderSnippets");
  }else{
    url="tetouch-xc://x-callback-url/create?x-success=textwell:&x-error=textwell:&group=Textwell&abbr="+encodeURIComponent(s)+"&snippet="+T.stdin.currentText;
    T(url);
  }
}else{
  T.close();
}

Import Textwell ActionTextExpander



カーソル行、または選択範囲をスニペットとして登録します。アクションを起動するとAbbreviation を尋ねるようにしました。省略形ですね。僕は「。」から始まる文字列を使うことにしているので、ダイアログボックスにはあらかじめ「。」が入るようにしています。これはソース内の変数prefixで変更可能。
省略形を決めたら「改行」でTextExpanderが起動し、コールバックでTextwellに戻ってきます。TextExpanderのグループ「Textwell」に書き込むようにしているので、あらかじめ「Textwell」という名のグループを作成しておいてください。



ただ、これだけでは反映しない。Textwellで使えるようにするには更新作業が必要です。これを簡便にするため、ダイアログボックスに「。」だけの状態で「OK」を押せば更新するようにしました。つまり、prefixだけで確定すればスニペットを取り込みます。


「。さくひん」と打てば「作品名は『』」と変換され、カーソルが『』の間に入る。「%|」というマクロでカーソルを動かすことができます。こういうところが、さりげないけれど、他では代用できないところ。問題は値段が高いことだなあ。前に値下げしたときに手に入れたけど、それからずっと高値のまま。でも、体験版を出してくれないと、持ってない人にはアピールできないんじゃないかな。iOSを補完するツールの代表格だと思うけど。

  • TextExpander touch 3.5 Adds Create, Expand x-callback-url Support