Kindleのハイライト部分をTextwellに読み込み読書メモを加速する

Kindleハイライト日本語対応記念。


Kindleハイライト

Kindleアプリで蛍光マーカーを使うと、ハイライトした部分がネット上で管理できるようになります。どの部分に注目したか、そのときどんなことを思ったか。そうした個人の感想もメモとして一覧できる。紙の本にはない、Kindleならではの利点ですね。


Textwell

Textwell 1.7.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

そんなわけで、いつものようにTextwell。Kindleハイライトのページからリストを読み込みます。これを注釈で膨らませていけば、イージーに読書感想文がすぐ出来る。

Import Textwell ActionKindle


使い方


アクションを起動しアマゾンにログインします。Kindle本のリストが出るので、対象の書籍を選択。するとハイライトの一覧が現れます。

内蔵ブラウザを閉じるとき「Insert」を選べば、書名・ハイライト部分・ノートをカーソル位置に転写します。これを手直ししてWorkFlowyあたりに保存すればカンペキ。


まとめ

Kindleには青空文庫が置いてある。通勤時間を有意義に使うには便利なツールです。昔の作家たちは「口語体の日本語」という、それまで存在しなかった言語を創造している。言葉を繋ぎ合わせ、新しいロジックや風景描写、心象表現を生み出す。その実験をしています。

「日本語」は人工言語です。明治になって「日本人」という仮想体を作る必要が生まれ、共通語を制定し、それでもって教育を行なった。「欧米の植民地にされるんじゃないか」という恐怖が背景にあったのでしょう。急ごしらえの未完成な人工言語を作った。

その土壌から生れた「現代」が危ういのは仕方ないかもしれません。たとえば nation は「国家」ではない。nation のどこにも「家」の意味はないのに、日本人は「家」のメタファーでしか「国」を扱えなかった。いま、そのツケを払わされようとしています。