SOMEBODY LOVES ME

想い、想われ、振り、振られ。右頬にできるニキビはどれだっけ？

SOMEBODY LOVES ME
1924(B. MacDonald, B.G. de Sylva / George Gershwin) 4 Voices

Somebody loves me
I wonder who
I wonder who he can be

誰かが私に恋してる
誰かしら？
どんな人なのかしら？

誰かが私に恋してる
誰だか知りたいわ
もう気になっちゃう

で、会う人ごとに尋ねるの
「ねぇ、あなたなの？
　もしかしたら、あなたが
　私の恋人になる人なの？」

誰かが私に恋してる
誰かしら？
もしかしたらあなた？

お嬢さん、お嬢さん。そんな、むやみやたらと声を掛けるのではありません。はしたない。そもそも、根拠はなんですか。「誰かが自分に恋してる」だなんて。なんだかワクワクするから？　それは、恋をしてるのが本当は「あなた」のほうだからですよ。
邦題『誰かが私を愛してる』。1924年ジョージ・ガーシュウィンの作品。その頃、彼はブロードウェイの下働きをしていた。1920年から演出家ジョージ・ホワイトが手掛けるレヴュー『ジョージ・ホワイトのスキャンダル』の作曲を担当。その1924年版でウィニー・ライトナーがこの曲を歌った。ガーシュウィンはこの年『ラプソディ・イン・ブルー』を発表し、アメリカを代表する大作曲家になっていきます。

ディーン・マーティンのNG集。ブロードウェイ『ウェスト・サイド物語』のマリア役キャロル・ローレンスといい感じに歌い始めるけど・・・。

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クリス・コナーによるガーシュウィン歌曲集。低くてハスキー、それでいて伸びのある歌声。メロディを大切にしながら歌い上げる。ジャズ・ヴォーカルのお手本のような人です。

Lester Young Trio
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第二次大戦後、兵役を終えたレスター・ヤングがトリオを編成。自慢のテナーをバリバリ吹いてます。バックを支えるピアノが、実はナット・キング・コール。こんなところで下積みしてたんですね。

Standards
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この曲はガーシュウィンだからか、ピアニストが多く挑戦してます。ブルーノートの隠れた名盤。ソニー・クラークのピアノ・トリオ。力みがなく、流れるように曲が過ぎていく。

The Sounds of Jimmy Smith
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ジミー・スミスの電波的演奏。ピアノ曲だろうとなんだろうと、俺はオルガンで弾く。後ろから煽るドラムはアート・ブレイキー。一人理性的にメロディを爪弾くのはエディー・マクファーデン。スリリングな個性のぶつかり合い。

ブロードウェイの子守唄
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この曲はブロードウェイ関係の映画でよく使われるようです。たとえば1951年ドリス・デイ主演『ブロードウェイの子守唄』。売れない踊り子のドリス・デイが脚光を浴びるまでを描くミュージカル。ドリス・デイがダンスを披露してくれる。歌のほうが気になる場合はこちら。

なんか「呪われニキビ」て単語が思い浮かんだ。嫌だな、そんなの出来たら。