LA MER (Beyond the sea)

連休が終わった。今日は「海の日」。でも台風や地震で揺れた連休でした。


LA MER (Beyond the sea)
1943(Charles Trenet / Leo Chauliac) Dick Lupino


Somewhere beyond the sea
Somewhere waiting for me


この海を越えたどこかに
私を待っている人がいる
その人は輝く砂浜に立ち
行き交う船を眺めている


この海を越えたどこかで
あの人は私を探している
私は鳥になって高く舞い
その腕に飛んでいきたい


星を越えていくのは遠く
月を越えていくのは近い
迷いを越え魂に導かれ
私はあの場所に帰り着く


その岸を越えて巡り会い
昔と同じキスを交わそう
海を越えれば幸せがある
もう旅することなどない


La mer, qu'on voit danser(海は、切り立った岸壁で踊り、銀色に輝く)。- フランス語の歌詞は、海の美しさや移り変わりを歌うのに対し、英語のほうは切ない恋のラブソングになっています。幸せはいつも山や虹や海の向こうにある。焦がれる想い。帰りたい、君のもとへ、と。
『ラ・メール』。1943年フランスの歌手シャルル・トレネが作詞。船ではなく、電車の中で思いついたらしい。戦時中なので、レコード化は3年後の1946年。ジャック・ローレンス英語詩を書き、1960年ボビー・ダーリンが歌ってアメリカでもヒットした。1989年松田優作最後の映画『ブラック・レイン』でも使われている。



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starボビーダーリンの大ファンになったけど
starスイング感がそのまま。素晴らしいです。
star中年を出しすぎでは?

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2004年映画『夢見るように歌えば』(YouTube)でその生涯が取り上げられ注目を浴びているボビー・ダーリン。生まれつき心臓が弱く、大人になるまで生きられないと言われながら歌手デビュー。37歳までの短い命を自分の夢に賭けた男。彼の歌はこちら


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starおや?なかなか面白いやん!
star映像も内容も文句なし。

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ピクサーの作品はCGなのに表情豊かだなあ。これは子離れできない大人のための映画だと思う。「危険な目に遭わないように、何もさせてこなかったのに」。そういう親はいるだろう。親というのはそういう気持ちになるもの。でもそれは、子どもから「経験を積むチャンス」を奪ってるのではないか。子どもの持っている力を信じてないんじゃないか。でも、反対に「信じる」ということは見守っているだけじゃなくて、やっぱり命を張って親のほうが危険に飛び込むことでもある。難しい映画だな。
離ればなれになった親子が再び出会う話。お互いに成長して。だから歌は「ラ・メール」。ロビー・ウィリアムズが歌っています。


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シャンソンをホーキンスがやるとブルースに聴こえてしまう。さすがだなあ。バックのストリングスと噛み合ってません。独自の世界に引きずり込んでいる。試聴はこちら