10月の曲

寒くなってきたー(2006年分はこちら)。


I’LL WALK ALONE アイル・ウォーク・アローン
AIN’T MISBEHAVIN’ エント・ミスビヘイヴン
TIME AFTER TIME タイム・アフター・タイム
WHO CAN I TURN TO フー・キャン・アイ・ターン・トゥ
THAT OLD BLACK MAGIC ザット・オールド・ブラック・マジック


去年の10月は曲が少なめ。それもそのはず、iPod touchを買ったからでした。ハマりますね。何でも出来る万能の箱。寝る間も惜しんで、仕事の時間も惜しんで没頭してました。今もずっとポケットに入れて持ち歩いてます。決して放さないよ。
でも、去年の曲を振り返ってみると、我ながら渋いところを揃えている。いろいろな形の「孤独」を取り上げています。遠く離れた恋人を思う孤独、別れたばかりの恋人を思う孤独、そして神から見捨てられた孤独。中でも「フー・キャン・アイ・ターン・トゥ」は、不条理劇のテーマを支える曲として、難しい情感を表現しています。まあ、僕の拙い訳ではそこまでの雰囲気を出せていませんが(^_^;。



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ベースのチャック・イスラエルズが頑張ってます。1962年スコット・ラファロの後を引き受ける大役を負ってビル・エヴァンス・トリオに参加。エヴァンスの気まぐれな演奏スタイルに苦労していた彼も、この1965年にはコツが呑み込めてきたようです。ロンドンに渡りTV番組に出て何曲か披露。ソロを回されても貫禄のあるアドリブを入れている。
だけど翌年、エヴァンスは新人エディ・ゴメスを発掘して大喜び。イスラエルズはもう用済み。即解雇。なんて気まぐれな上司ビル・エヴァンス。「あなたに見捨てられたら、どうしたらいいんですか?」。その後、イスラエルズの消息を誰も知らない(調べてみたら、西ワシントン大学の先生になってました。よかったよかった)。


ジャズなブログ まいどおおきに。