DO YOU HEAR WHAT I HEAR

スタバのアルバムで、一番初めに出てくるのがこの曲。


DO YOU HEAR WHAT I HEAR ?
1962(Noel Regney / Gloria Shayne Baker) Jon Newton


Said the night wind to the little lamb
Do you see what I see


夜風が小さな仔羊に言った
大空高く私に見えるものが
あなたに見えていますか?
星が夜に踊っているのです
凧のように尾を曵きながら


仔羊が羊飼いの童に言った
空から私に聞こえるものが
あなたにも聞こえますか?
樹上高くに歌がするのです
海原のように大きな歌声で


羊飼いが気高き王に言った
この温かな城に思うことが
あなたにも分かりますか?
寒さに凍える幼子がいます
彼に金銀を献上しましょう


王は世界中の人々に言った
皆さん、耳をお貸し下さい
平和の祈りを捧げましょう
この夜に眠れる幼子こそが
我らに光を持たらすのです


イエス・キリストの誕生を描いた寓話詩。しかし「イエスのこと」とするのは、なんだか物足りない。それだと「キリスト教」の独りよがりになる。「幼子」は「どの幼子も」と取りたい。どの幼子も、地上に平和を持たらすために生まれてきた。あなたも私も。たとえ、この時代で達成できないとしても、次の時代で必ず。そうでなければ、その次の時代で必ず。
1962年童謡作曲家夫婦ノエル・レグニーとグロリア・シェインが作った曲。いつもは奥さんのグロリアさんが作詞するのだが、この曲に限っては旦那のノエル氏が作詞、グロリアさんが曲を付けている。キューバ核兵器が持ち込まれ、アメリカが標的とされたキューバ危機の年。その終末的不安の中で、人々に地上の平和を訴えるメッセージソングになっている。ハリー・シメオネ合唱団がレコードに吹き込みミリオンセラーになった。



1991年のホイットニー・ヒューストン。ああ、これこそクリスマスだよなあ。

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ミネソタのアカペラ・グループ、ザ・ブレンダーズ。男性4人組ですが、名前のとおり多重録音で自分たちの声をブレンドさせています。深みのあるハーモニーが生まれている。1997年に大ヒットしたクリスマス・アルバム。


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ボサノバをアメリカに紹介したチャーリー・バード。1967年にクリスマスソング集を出しています。あまりその頃インストで、しかもギターのソロだけでアルバムを出している人も少ないと思うのですが、新しいことの好きな人だったのかな。一本のギターなのに、二つのギターを弾いているように聞こえます。しかも、1つのギターのフレーズにもう1つのギターが応えるかのような、コール&レスポンス。この曲は、応えることで自分のすべきことに気づいていく曲ですから。


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star敬虔な気持ちになりましたし、1年中聴きたくなるような良いアルバムだと思います。
starさすが。

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まあ、クリスマスですからねえ。静かにケニーGのソプラノ・サックスが流れていきます。


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スヌーピー音楽監督デイヴィッド・ベノワのクリスマスソング集。賛美歌が集めてあります。「Do you hear what I hear」も内容的には賛美歌だからかな。黙示録的な現代において、希望を語ろうとする歌。そして、なんだか駆け出してしまいそうな明るいアレンジで味付けしてあります。