TAKE FIVE

さすが年度末、忙しい。確定申告は今週中に。


TAKE FIVE
1959(Iola Brubeck / Paul Desmond) The Jazz Duo


Won’t you stop and take a little time out with me?
Just take five
Stop your busy day and take the time out to see
I’m alive


ちょっと立ち止まってみませんか?
5分でいいから僕とお話しましょう
忙しい毎日に追われる暮らしを辞め
僕が傍にいることに気づいて下さい


いつもとは少し違う道を歩くだけで
僕はここにやってくることができる
でも二人は言葉を交わすこともなく
パントマイムみたいにすれ違うだけ


よく目が合うことには気づいてるし
震えが足の先まで走るのも感じてる
君の笑顔を見るとなぜか淋しく思う
そんなとき自分の本心に気づくんだ


妙にかしこまるのも考えものかな?
タバコの火を借りることから始めて
少し会話ができたら今はそれでいい
たとえ5分だけでも、5分だけでも


君の名前は何ていうのだろう? ある日用事があって、いつもの通勤コースから外れ歩いていたら、君を見掛けたんだ。君も忙しそうに通り過ぎていったけれど、それから僕は気になっている。わざわざこんなふうに、毎日遠回りして会社に通っている。君も僕のことに気づいてくれてるみたいだけど、話し掛けるきっかけが見つからない。何て言えば良いんだろう? 変に堅苦しいと困るだろうなあ。リラックス、リラックス。「そこのネエちゃん、茶でもシバかへん?」。
デイヴ・ブルーベック・カルテットの名曲。1959年に発表され、全米チャート25位になった。作曲はサックス奏者ポール・デズモンド。「take five」には「5拍子」という意味と「5分休憩」の意味とがあり、4分の5拍子の変則的なリズムがこの曲をカッコ良く仕上げている。1962年にブルーベックの奥さんアイオラが詩を付け、カーメン・マクレイが歌いヒット。日本ではアリナミンVのCMで有名。



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あなたが歌えば、ただの早口言葉。ほんと、忙しない。


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やっぱり名曲。「テイク・ファイヴ」は最初このアルバムで発表されました。デズモンドさんのアルト・サックスが柔らかくて温かい。


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これ、スキャットがカッコいいです。ボサノヴァに惚れ込んで、アメリカからブラジルに移住し、フルート奏者ハービー・マンのサポートを受けたパメラ・ドリッグス。2003年アルバム『板倉さん』?いや、イタクルサか。リオ・デジャネイロにある島の名前。旦那さんの名ギタリスト、ホメロ・ルバンボも参加し、その天才的なスキルを披露しています。


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「テイク・ファイブ」は、サックス吹きなら一度は吹いてみる曲。こういう機会にスムーズ・ジャズの父グローバー・ワシントン・ジュニアを取り上げておきます。フュージョンにR&Bの要素を取り入れた作風で、1970年代ウェス・モンゴメリと並んでワシントンD.C.のラジオ番組「クワイエット・ストリーム」の看板アーティストになりました。1980年グラミー賞受賞。1995年ラムゼイ・ルイスと組んでフュージョン・バンド「アーバン・ナイツ」を立ち上げたものの、1999年心臓発作で惜しくも逝去されています。享年56歳。穏やかでクールな「テイク・ファイブ」。


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1960年代、まだ10代のとき既にBBキングに楽曲を提供していた作曲家ウィル・ ブールウェア。1970年代にはウィル&レインボーを結成し、マイケル・ブレッカースティーヴ・ガッドと共に活躍していました。そんなベテラン・ピアニストなんですが、今まで自分名義のアルバムを出していなかった。のんびり屋さんですね。2005年、初のアルバムにはリチャード・ボナがベースで参加。スタンダード中心の構成ですが、このサウンドは古くない。