Kalyway覚え書き

文化の日」だから(?)「こんなこと」してました。手順を忘れそうなので、覚え書きです。


前回インストール用USBメモリを作りましたが、今回それを利用します(DVDから立ち上げても、手順が変わるわけではありません)。
 前回分: http://d.hatena.ne.jp/wineroses/20091028


USBメモリを挿した状態でThinkPad X40を起動。[F12]を押してブート・メニューを出し[USB HDD]を選択。
OSXが起動したら「主に日本語を使用する」を選ぶ。うまく起動しない場合は、内蔵HDDをLinuxでフォーマットしたほうが良い。ntfsWinXPのフォーマット)のままだとOSXがアクセスできないので、FAT32に変えておく。
・「ユーティリティ>ディスクユーティリティ」で内蔵HDDを初期化。システムが飛ぶことも考え、パーティションをシステム領域とデータ領域の2つに分ける。「GUIDパーティションテーブル」を使用。
インストーラに戻り、「インストールの概要」で「カスタマイズ」を選択。基本はデフォルトで大丈夫。でも「Patches」のPowerManagement_bundleがないとメニューバーにバッテリー・アイコンが出てこないので、これは選択。
・「Third_Applications」にあるKextHelperB7とpacifistの2つは、システムを改良するのに便利なソフトウェアなので入れておく。後はお好みで。
・「インストール」を開始。


これで、とりあえずThinkPadからOSXが立ち上がるようになります。画面表示が英語なのは、「SystemPreferences>International」で「日本語」を一番上にして対処。でもハードウェアの機種依存がある分は、ドライバー(kextファイル)が必要になります。以下のkextファイルは、KextHelperB7を使うと簡単にインストールできます。


無線LANwi-fi
ThinkPad専用のIO80211Family.kextが必要。HCLにある「IBM/Lenovo T41」の項を参考にしてみてください。
http://wiki.osx86project.org/wiki/index.php/HCL_10.5.2/Portables


・日本語キーボード
PSJ.keylayoutを入れる方法と、ApplePS2Keyboard.kextを書き換える方法とがあるのですが、後者にしてみました。「_」や「\」が使えます。OSx86jpを参照。
http://www29.atwiki.jp/osx86jp/pages/35.html


・ACアダプタを外すとCPUが低速になる
デフォルトのカーネルが対応していない。VoodooKernelに変更するとスピードが回復します。VoodooKernelは、seatbelt.kextのバージョンが10.5.5でないと、たまにハングします。そちらは検索してみてください。
http://code.google.com/p/xnu-dev/


当然ですが、何が起きても自己責任で。こちらも偶然動いてるようなものです。他にも入れてるkextファイルはあるのですが、効果があるのかどうか分からないのばかり。それよりも、ソフトウェア・アップデートが出来ないことが困ります。主要なシステム・ファイルにパッチが当ててあるのに、アップデートすると正規版に書き換えられてしまい、固まります。Kalyway専用のアップデータもあるけれど、所詮はまがい物。純正通りには動いてくれない。
でも実は、普通にソフトウェア・アップデートしても問題が起こらないようにする方法があります。それについては、また後日。


(追記)
VoodooKernelには、AnVやQoopzといった新しいバージョンのバリエーションがある様子。PentiumMのように、SSE2までのCPUでもOSX86が動くようになる。
Kalywayからアップデートで10.5.8