SOUS LE CIEL DE PARIS
雨降ってジル・ドゥルーズ。
SOUS LE CIEL DE PARIS (Under Paris Skies)
1951(Jean Andre Drejac / Hubert Giraud) High Wave
Sous le ciel de Paris
S'envole une chanson
Hum Hum
パリの空の下に聞こえる恋唄は
若者たちの心から生まれ出づる
パリの空の下を歩く恋人たちの
振りまく雰囲気こそが幸せの源
ベルシ橋の下には一人の哲学者
二人の辻音楽師とそれを見る人
そして幾千もの人々が行き交い
日暮れまでこの街の讃歌は続く
ノートルダムで事件が起きても
我らのパリなら全て丸く収まる
夏になれば水夫の奏でる風琴で
パリの空に再び希望の花が咲く
パリの空の下を滔々と川は流れ
夜には宿無き物乞いの心を癒す
パリの空の下に天使たちは集い
世界中の噂話を交し合っている
この二千年もの間パリの空には
ひそかに秘められた恋心がある
サン・ルイ島が微笑み始めると
青いコートに着替えるのだから
パリの空が雨を降らせるときは
地上の恋人たちに嫉妬したとき
でも雷鳴で八つ当たりした後は
すぐにお詫びの印に虹を架ける
シャンソンは河内音頭である。セーヌ川の中州にあるシテ島とサンルイ島。パリ発祥の地とされる、この2つの島の風物を織り込みながら、時事ネタを絡めてるようですね。しかし(シテ島にある)ノートルダム寺院で何があったんでしょう? 気になる。気になるけど、気にしないのがパリジャンみたい。もしかしたら、ノートルダム寺院の前がパリ警視庁だから、そのことを歌ってる?
邦題『パリの空の下』。1951年ジュリアン・デュヴィヴィエ監督映画『巴里の空の下セーヌは流れる』の主題歌。リーヌ・ルノーが歌いヒットした。映画は、パリに住む若者たちの、夢と挫折が入り組んだ人間模様をモンタージュのように重ね合わせながら、パリそのものを描き出そうとした意欲作。でも殺人未遂事件が起こるから、そこがパリ警視庁の出番だな。
シルヴァン・リュック。この曲の入ったアルバム『Piaia』は残念なことに絶盤。
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