インターネットを考える「光の道」構想

インターネットは必要ですか?


Terra - Web Browser for iPad
Terra - Web Browser with Tabs, Full Screen and Offline - Readdle

iPad用のWebブラウザ。無制限にタブを開けます。シンプルなデザインなのに高性能。しかも、動きが軽い。メモリの管理が良いのかな。今のところ無料。
http://readdle.com/terra



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「光の道」構想
光の道

さて、日々の生活でお世話になっている「インターネット」。今の国会で「光の道」構想の審議がされています。これは、5年以内に全ての家庭に光ファイバー網を整備し、日本のネット環境を改善しようとする法案。実は現在の電話回線の維持には税金が使われ、年間3900億円の支出。この分を光ファイバー敷設に用いれば実現可能なんですが、NTTとKDDIが反対。そりゃあ、自分たちの財布に入るはずの「税金」を別のことに投資するわけですから、反対しますわなあ。
でもこれはお金の問題ではないと思います。国民生活の質を向上させるか、あるいは現状のままか。戦後、全国に「水道」を敷設するとき「たいていの家庭は井戸や川の水で生活しているから不要だ」と言ったら、それはおかしな論法です。「電力」を普及させるとき「どの家もロウソクの火で生活してるし、薪でカマドを焚いてるから電気なんて不要だ」と言えば、国民の生活水準も低迷していたでしょう。これはインフラです。生活基盤への投資。いま要るかどうかの話ではない。「情報が流れるためのパイプ」を設置することは「未来の日本」の話です。
そして個人的には、自分が生きている間にその「未来」を見てみたい。「映画をネットからダウンロードして鑑賞できる」って話じゃないですよね。在宅医療が可能になるとか、地域格差が解消するとか、そういう利点もあるけれど、「今は誰も思いついていないこと」が可能になるかも知れないという未知の利点があります。電気が普及する前には、各家庭に「冷蔵庫」がある未来は想像できなかった。でも電気が伝わり、冷蔵庫が発明され、食材の貯蓄が家庭で出来るようになって、食生活が遥かに向上しました。それと同じことが「情報」でも起こる。何が起こるか分からないけれど、見てみたいです。


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