iPadで最先端の未来に触れよう TED+SUB

これこそ「iPadらしいあり方」じゃないだろうか。


TED+SUB for iPad
TED+SUB: TED Talks with Subtitles - semix2

学術講演会「TED」を視聴するアプリ。テクノロジーや芸術に関する最先端の技術者が招かれ、15分ほどスピーチをします。知的好奇心が掻き立てられ、とても贅沢。以前からオフィシャル版アプリはあったのですが、英語のみでした。今回「+SUB」ということで、字幕が選べます。しかも訳がこなれていて、理解しやすい。前は「英語」に注意が取られたけど、字幕があると「内容」に集中できますね。
iPadで見る、訳付きTEDカンファレンス



使い方は簡単で、右上の「Settings」から「Show talks subtitled in」を選び「Japanese」に変えるだけ。これで日本語に翻訳済みのタイトルが左リストに並びます。動画を再生すれば、その動画の下に字幕が流れる。フルスクリーン表示に替えても、字幕は出ています。気に入った講演はブックマークすることも可能。あと、検索が出来たら良いんだけどな。


TED Player for iPhone
Ted Player - MIN WON KI

「+SUB」はiPadだけ。代わりに、iPhone/iPod touchでは「TED Player」というアプリがあります。これは、一度ダウンロードして視聴する方式。まず「TED List」から講義を選び「Download Subtitle」。そのあと「Download Movie」を選べば「My Document」に字幕付き動画が保存されます。見るまでに手間が掛かりますけど、iPod touchは通勤中とか無線LANの無い環境で使いますから、これはこれで意味がある。TED2009より古い動画にアクセスできないところが少し残念。


電子教科書の導入を文科省が検討してるようですが、紙を電子ガジェットに替えたところで、何も変わらないでしょう。退屈なものは退屈。なぜ退屈か。それは「教わる側のニーズ」を考えてないからです。
もっと知りたいという気持ち。好奇心を掻き立てるものと出会いたい。このTEDには、その「好奇心」がある。これからの未来がどうなるんだろうという、ワクワクした気持ちが、発表者にある。好奇心に満ちた人が、好奇心に導かれ研究を深め、嬉しそうに「まだ分からないことだらけだ」と言う。これは感化されますね。こういう「世界」に触れる道具としてiPadが使われるようになったら、楽しいだろうなあ。


(追記)TED+SUBがiPod touchにも対応しました。
    iPod touchでも字幕付きTEDが視聴できる
(追記:2011/1/30)講演のダウンロードが出来るようになりました。日本語化は[Filters]から。