AT LAST

４月か。４月だよなあ。肌寒いけど。

AT LAST
1941(Harry Warren / Mack Gordon) Sound Buffet

At last, my love has come along
My lonely days are over

ついに、私のターンがやって来ました
一人ぼっちな日々はもうこれで終わり
今からは歌のような人生が始まります

ついに、空が青く晴れ渡っていきます
あの夜、あなたを初めて見かけたとき
私の心は幸せの四ツ葉に包まれました

夢を見つけました、思わず声を掛けて
私の夢と呼びたくなるような理想の人
トキメキを見つけました、頬寄せ合う
今まで知らずにいたトキメキなんです

あなたの微笑みがまるで呪文のように
魔法を掛け、天国にいるような気持ち
だって、あなたの心をゲットしたから

ふふ、このときを待っていたぜ。まず手札から「ひとめぼれ」を発動！　「本当の気持ち」は守備表示のまま、「ここにイアリング、落ちてませんでしたか」でアタック。さらに「私、どちらかというと天然なんです」を生け贄に、墓地から「小学生時代の恥ずかしいエピソード」を召喚。これでどうだ！　ぬぬ、かわされた？！　しかし辛うじて「好印象」は獲得できたか。ふー、ターン・エンド！
1941年ミュージカル映画『オーケストラの妻たち』の挿入歌。グレン・ミラー楽団が演奏し、レイ・エバールとパット・フライディがデュエットした。レコードは翌年ヒットチャート９位に入っている。これを1961年エタ・ジェイムスのデビュー・アルバムで歌い大ヒットし、若きマイルスもカバーした。今ではR&Bのスタンダードになっている。

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ブルース専門レーベル「チェス・レコード」を扱った映画『キャデラック・レコード』。テレンス・ブランチャードが音楽プロデューサー。で、エタ・ジェイムズ役がビヨンセというわけです。『ドリーム・ガールズ』と同じノリですね。
http://www.beyonceonline.com/

Speak Love
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なにしろ「あなたに会えて良かったわ」て曲ですから、デュエット曲です。1983年エラ＆パスの３枚めアルバム。すでに糖尿病を発症し、体調も思わしくない中、音楽活動を控えながらもエラさんは素敵な歌を届けてくれました。ジョー・パスのギターが切なく、エラさんの歌声は柔らかい。
http://www.ellafitzgerald.com/

At Last
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ジーン・ハリスがスコット・ハミルトンとセッションしたアルバム。1991年。なんというか王道ですね。泣きのテナー・サックスです。しっとりと落ち着いていて、そこにキラキラしたハリスのピアノが絡んでいく。音で星空が描かれていくような美しさ。ここは天国ですか？

At Last the Duets
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最後にケニーＧ。これまでのイージー・リスニングな路線とは一線を画す2004年アルバム。デュエットですからね。他のアーティストとの腕試し。「アット・ラスト」はアルトゥーロ・サンドヴァールとの競演。サンドヴァールの高音トランペットが破壊光線のように鳴り響きます。で、これと戦えと？　
http://www.kennyg.com/