iPadの中が大英図書館になる British Library

すごい試みだと思う。


British Library 19th Century Collection 1.0App
カテゴリ: ブック  価格: 無料
更新: 2011/06/07

大英図書館が蔵書をスキャナーに撮って公開し始めました。当面は19世紀の書物になるようです。著作権の問題かな。スキャナーということは、英語でなくてもデジタル化可能。それと、当時の挿絵をそのまま見ることができます。
http://www.bl.uk/app/



こういうのって、まず詩人の作品が気になる。キーツとかワーズワースとか、イギリスのロマン派は公開されてますね。
・View: から Poetry & Drama を選ぶ。
・リストから作品を選ぶか、左下の Search を使う。
・ポップアップが出るので、Read the book。
・画面の右端をタップすれば、次のページへ。
・画面の下端を叩くと、スクロールバーの表示。
・右上の「+」でBookshelfに登録。栞のようなもの。


そういえばGoogle BooksでePub形式の書籍が公開されたとき、国立図書館大学図書館の協力を得てスキャン中、という記事を見たなあ。日本も確か慶応大学の図書館が協力していたはず。でもePubに置き換えるのは手間だけど、スキャンの画像だけならもう出来てるんじゃないだろうか。
ePub化はデータの再利用を考えると望ましいけど、挿絵や段組は再現出来ないし、こんなふうにローデータの公開も悪くないかも。それにそれが可能なら、どこの図書館かは関係ない。複数の図書館から串刺し検索出来れば、仮想の巨大蔵書になり、過去の叡智に触れる機会が得られる。そういう方向に未来が進んでくれたら、古典の持つ力を現代に再び蘇らせることが出来るのになあ。
電子図書館 Google Books


(追記)
と思ったら、すでに「未来」が来てました(笑)。しかもiPadに最適化されてたんですね。日本語も増え、明治時代の書籍が全文読めます。古書の宝庫だわ。ポートレイト、つまり縦置きにしてみてください。Safariに合わせた大きさになります。左右をタップすればページがさっと切り替わる。珍しそうな、面白い内容の本が並んでます。アメリカでは専用アプリが出てるようですが、Safariでも充分読めます。
http://books.google.co.jp/ebooks