『ラ・ジュテ』良質のSFとはこういうもの

見終わってから、いろいろ考えさせられる。

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美しく悲しい。テリー・ギリアム監督『12モンキーズ』の元ネタとされる、古典的SF映画。1963年に撮られ、数々の賞を受賞している。わずか30分のストーリー。白黒の写真が映し出され、そこにナレーションが被さるだけの構成。派手なアクションはないし、CGも3Dも出てこない。それでも硬質なSFを描き出せることが、この映画によって証明されている。
第三次世界大戦後、地上に人類が住めなくなった世界。「勝者たち」は捕虜を使って人体実験を行い、時間を行き来する技術を開発しようとしていた。その中で、奇跡的に実験が成功し「過去」にたどり着いた男が体験する物語・・・。使われている写真一枚一枚の美しさ、権力に執着する人間の醜さ、深みのある大人の恋の物語、荒れ果てた核戦争後の光景。主人公の心の揺れと、最後の決断に待っている悲劇とが、この映画の価値を高めてます。

何度も見返せるように、DVDをHandbrakeで変換してから、Mac上に残したまま鑑賞する方法を取りました。RemoteViewer、すごいですよ。OSXを使ってるなら、iPadにファイルを移さなくても視聴できる。Windowsでもホームシェアリングで共有出来ますが、その場合、iTunesに登録するのがちょっと手間。
まるでiPadの中にMacのHDDがあるみたい RemoteViewer

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こちらも名作。ブルース・ウィリスのアクションを見てると、ダイ・ハードなんですけど。なるほど、『ラ・ジュテ』を踏襲しながら、新しい解釈を施してる。本歌取り。映画のジャズです。詳しくは、以前取り上げてるので、そちらで。
WHAT A WONDERFUL WORLD