iPhoneで覚える坐禅練習アプリ 雲堂
身心脱落、脱落身心。
とりあえず一週間続いてます。仕組みは５分間タイマーなアプリ。でも鐘の音で始まり、鐘の音で終わるようになっていて、雰囲気が良いですね。スタートすると姿勢の作り方のインストラクションがあり、指示通りに身体を動かすと形が出来る。坐禅を知らない人でも気軽に試すことができます。
雲堂 1.0 
http://www.higan.net/feature/2011/02/undo.html
坐禅はリラクゼーション。これを「苦行」や「修行」に結びつけてしまったのが、禅仏教の失敗ですね。背骨の上に頭蓋骨が乗るように姿勢を正すと、あちらこちらの筋肉に力を入れずに済む安定形が出来ます。ゆったりと座っておれる。それでいながら、横に寝る姿勢よりも腹式呼吸がしやすい。呼吸が丹田に落ちていく。身体が効率良く休まる状態を作り、最大限に「楽」をする。普段アクセルを踏みっぱなしな身体をニュートラルに戻す。これを毎日続けると、体調も改善し気分のムラも収まるという寸法なのでしょう。
公式の座り方は、右足の腿のうえに左足を乗せ、さらに左足の腿に右足を乗せる「結跏趺坐」ですが、これは痛いです。痛いことは嫌です。それで、右足の腿に左足を乗せるだけの「半跏趺坐」にしました。座布団を選べば、これで充分安定。座布団は、普通の四角いタイプを半分に折るのが簡便ですけど、丸いビーズ・クッションで代用してます。たぶん、禅宗が普及した中国は椅子を使う文化なので、地べたに座るのではなく、座布団に腰掛けたんじゃないでしょうか。背の高めなクッションを使うほうが、体重の分散が出来、身体が軽く感じます。毎日寝る前、５分間だけ「楽」をする。ほんと、すっきり眠れるようになります。
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