iBooksで最初から英和辞典が使える方法
事の起こりは、URLスキームを調べているとき。
Fat Cat Software – PlistEdit Pro
Plistファイルが開けるエディタ
前回書いたように、iPadアプリのURLスキームはinfo.plistというファイルに書き込まれています。これをテキスト・エディタで開くと、読めるのは読めるのですが、改行が崩れてしまう。バイナリーが入ってるのかな? 見る分にはこれでも良いけど、専用のPlistEditorを使おうと思いました。Xcodeに入ってるんですけどね。でも手軽に使えるフリーソフトがOSXにもWinにもあります。見るだけだしそちらで良いじゃん、と思い、このPlistEditProをダウンロード。
手持ちアプリのURLスキームを調べる方法 iExplorer
http://daisukeblog.com/?p=164
これを参考にゴニョゴニョしてみます。
・例によってiExplorerでiPadに入り、iBooks.appを開く。
・「BKDictionaryManager_LanguageToOrder.plist」を探す。
・これをパソコンにドラッグ&ドロップし、PlistEditProで開く。
・「en」が英文のときの参照順、「ja」は日本語の参照順。
・「en」にある「com.apple.dictionary.NOAD」が英英辞典のこと。
・「New Sibling」を使い、「en」に一行増やす。
・「ja」にある「com.apple.dictionary.PEJ-PJE」が英和/和英辞典。
・「com.apple.dictionary.PEJ-PJE」をクリックしてコピー。
・「en」のほうにペーストし、NOADより上に来るようにする。
・とりあえず、変更を保存。
・このplistファイルをiPad側にドラッグし、上書き保存で完了。
(完成版はこちら)iBooksの英和辞書を有効にする設定plist
iBooksを立ち上げ、英単語をダブル・タップしてみると、うわぁ、感動! 英和辞典が出てきました。もちろん、英和辞典に載っていない単語だと英英辞典が開きます。今までの、ePub自体を触る方法に比べスマート。こんな風に改造するテクニックがあるなんて、ちょっとヤバイなあ。他のアプリでも、設定をカスタマイズしてパワーアップできるってこと?
iBooksで英和辞書を使うテクニック