iPadのSafariを縦書きルビ付きにしてみた
iBooksを縦書きに出来ないか調べてたら、副産物が出来た。
草枕を作ろう =縦書きHTML簡単作成ガイド= * - epubcafé
htmlを縦書きにするCSS
ePubの仕様を決める総務省の団体 epub cafe。日本語の段組にはどんな機能が必要か検討し、新しいePubへの要望を作っています。で、既にePub3には縦書きが組み込まれてますね。じゃあ、iBooksも縦書きになるってこと? 調べてみると、描画エンジンのWebKITは対応してるようです。ブラウザだと使えそうなので、青空文庫を縦書きにする実験をしてみました。
Dropboxに必要なファイルを揃え、Safariで見る。それだけです。一度環境を作ってしまえば、後は青空文庫のファイルがそのまま使えます。下記アドレスを開いてもらうと、雰囲気が分かると思います。
http://dl.dropbox.com/u/56343898/aozora/bunko/toshishun.html
http://dl.dropbox.com/u/56343898/aozora/bunko/lemon.html
http://dl.dropbox.com/u/56343898/aozora/bunko/soumokutou.html
ただしSafariで開くと、最初に出るのが最終尾。それで、文頭に移動するブックマークレットを作ってみました。ブックマークバーに置くと便利です。
Title: 右端へ URL: javascript:window.scrollTo(0,document.documentElement.scrollWidth);
【設置の仕方】
・まず、下記サイトから、basic_vertical.cssを入手します。
http://www.epubcafe.jp/egls/kusamakura
・中身をDropboxのPublicフォルダにdefault.cssとして保存します。
・同じものをaozora.cssとしても保存しておきます。
・Publicにaozoraフォルダを作成し、その中にbunkoフォルダを作成。
・このbunkoフォルダに、青空文庫のXHMLファイルを保存すれば完成。
対象デバイス: iPadWifi, iPad23G, iPad3G, iPad2Wifi
カテゴリ: 仕事効率化 価格: ¥0
販売業者: Hian Zin Jong
・DownloadsLiteで青空文庫を開き、読みたい本を探します。
http://www.aozora.gr.jp/
・「いますぐXHTML版で読む」を長押しし「Download」を選択。
・下段の「File Manager」に移り、左上の「My Files」を開く。
・「Edit」をタップし、転送するファイルを選びます。
・下段の下矢印ボタンをタップし「Copy」。
・保存先に「Dropbox>Public>aozora>bunko」を選べば完了です。
後はこのファイルをSafariで開くだけ。でも、通し番号では分かりにくいので、PlainText等でリネームするほうが良いかも知れません。あるいは、DraftPadにソース自体を流し込む方法。Safariに下記ブックマークレットを登録し、青空文庫のXHTMLを開いて実行します。DraftPadにソースが書き出されるので、それをPlainTextに貼り付け、bunkoフォルダに保存してください。
Title: ソースの書き出し URL: javascript:location.href='draftpad:///insert?text='+encodeURIComponent(document.documentElement.innerHTML);