THE THRILL IS GONE
福島では、また原発にトラブルがあった模様。
http://youtube.com/watch?v=3aEwsSVYwSY
THE THRILL IS GONE
1951(Rick Darnell & Roy Hawkins)
スリルはどっかに行っちまった
もう怯えることは何も無いんだ
あんたらは俺に悪いことをした
いつか心の底から悔やむがいい
スリルはどっかに行っちまった
俺のもとから去っちまったんだ
ともかく俺は生き続けてくのさ
もし一人ぼっちになるとしても
スリルはどっかに行っちまった
未来永劫どっかに消えちまった
いつか俺も武装解除という訳よ
「立派な人」がするみたいにね
そうさ、俺は自由になったんだ
あんたらの呪いを断ち切ったよ
今や何もかもが終わりを迎えた
あんたらの幸運も祈ってやるよ
地震から10ヶ月過ぎても、まだ何も解決していない。そこまでして原発に固執する理由は何だろう? 国民の命を削って「電力」に換えてるだけじゃないか。事故が起こるかどうかではなく、普通に稼働させても「放射性廃棄物」が生じる。それを処理する方法は理論的に存在しない。馬鹿なツケを先延ばしするシステムは、百年後の子孫に迷惑がられるだけじゃなく、彼らの健康をも蝕むだろう。やることは簡単だ。「原発の電力」と「それ以外の電力」の二つを供給してくれ。僕は後者の電力会社を選ぶから。
1951年にピアニストのロイ・ホーキンスが発表したブルース。原曲は、失恋した男が自分を振った女性に強がりを言う恨み節。だけど、1960年代にいろんな歌手によってカバーされたのは、黒人の人権解放を訴えるメッセージとして再解釈されたからだろう。土地に縛り付けられ、奴隷としてこき使われる日々。その日々に決別を告げ、監視の目から逃れ暗闇を進む男の胸に、自由への賛歌が生まれてくる。恐れはもう無い、と。逃げた先の街でも、たぶん彼は冷遇されるだろう。それでも彼は、生かされるだけの人生より、自由であることを決意した。この決意が、あらゆる恐怖を寄せ付けない力になる。
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