2月の曲

節分の福まで凍てつく夜半の月(2010年分はこちら)。


THAT OLD DEVIL CALLED LOVE 恋と言う名の悪魔
I CAN’T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE 捧げるは愛のみ
SOMEONE TO WATCH OVER ME やさしい伴侶を
WHEN I FALL IN LOVE 恋に落ちるなら
THE GOOD LIFE 麗しき人生
NO GREATER LOVE ノー・グレイター・ラブ
BUT NOT FOR ME バット・ナット・フォー・ミー


なんでこんな寒い季節にバレンタインするんでしょうね。節分は分かるんですよ。生命指数の低下する夜は、邪悪なものを遠ざけないと身が持たない。何が隙を狙ってるか分かったものではない。豆を食べ、植物性タンパク質で滋養を付けておく。でも、バレンタインにカカオ豆を食べても仕方ないじゃないですか。
調べてみると、古代エトルリアに起源がありました。エトルリアでカレンダーが発明されたのですが、そのときは三月始まり。春夏秋冬だから、春の三月が暦の初め。合理的です。最後の二月に、民衆はその年の罪を省み、贖罪の神フェブルウスに赦しを乞うた。それがFebruary。この祭りがローマ時代、三月の女神マイア(May)を呼び出すルペルカーリア祭と合体してしまい、若者たちがグループで野に出て唄を歌い、恋人探しをするイベントに発展したようです。日本の「歌垣」と同種かな。若者はなんでも合コンの口実にするからなあ。


http://youtube.com/watch?v=UAzMUY6AxDE

Way Out West
Way Out WestSonny Rollins

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そんなわけで、神に赦しを乞う二月。反省しないと、このまま寒い冬が続く。食べ物も減っていくし、困ったなあ。そう古代エトルリア人は思ったのかも。真剣に自分の罪と向き合うと、やがて豊潤な春がやって来る。
唄はソニー・ロリンズ。神の愛より偉大な愛はない。だって、人間の悪事なんて、神の目から見れば些細なこと。子どもの悪戯以下です。何でも赦してくれます。ちょっとの失敗なんて気にしない。自由奔放なサックスが唸りまくる。YouTubeのほうは、日本のジャズギタリスト増尾好秋さんが参加していた1970年代。ソロの見せ場がある。レベルが高い。これはロックでもジャズでもない。ぐいぐい自分の世界を突き進んでいく。
http://www.ymasuo.com/top.htm


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