WHEN A MAN LOVES A WOMAN

男性の皆さん、チョコレート攻撃にご注意。


http://youtube.com/watch?v=OSp5aH6JBWM
WHEN A MAN LOVES A WOMAN
1966(Calvin Lewis & Andrew Wright)


When a man loves a woman
Can't keep his mind on nothing else


男が女を愛するとき、他のことなど気にしない
見つけたもののためなら世界さえ捨ててしまう
たとえ彼女に悪意があってもそれを見はしない
彼女が命じるなら、親友にさえ背を向けるのさ


男が女を愛するとき、残りの小銭まで使い切る
ただ一つの大事なもののを手放さないためなら
心休まる全てのことを捨てることさえ厭わない
彼女が命じるなら、降る雨の中でも眠る覚悟さ


男が女を愛するのは、そんな大変なことなんだ
魂の奥底ではズタズタの傷だらけになっている
彼女は遊びのつもりでも、男は気づきはしない
昔から言われるように「恋は盲目」なのだから


男が女を愛するとき、男はみな聖人君主になる
他の女性に気が散ることさえ無くなってしまう
男が女を愛する気持ち、俺には痛いほど分かる
だって俺も今、その世界に落ちちゃってるんだ


ああ、お疲れさん。最後にオチが来る四コマ漫画ソングです。世の男性諸君に、恋することの愚かさや不合理性を諄々と説きながら、「だって、俺がそやもん」で〆る。あなた、関西人ですね? 芸のためなら身を削って笑いを取る。地獄の底でも寝床にしてしまう。家を捨て、友を捨てての精進三昧。全ては芸のためや。酒や酒や、酒買うてこーい。
邦題『男が女を愛する時』。1966年ソウル・シンガーのパーシー・スレッジが発表した。スレッジが昔所属していたバンドのメンバーが作詞作曲にクレジットされているが、実はスレッジ自身が作った曲。どうやら曲が出来てないのを隠してスタジオ入りし、その場で仕上げたらしい。それでも後世に残る名曲になったのは、彼女にフラれた直後だったか。1991年にマイケル・ボルトンがカバーし映画の主題歌となり、リバイバル・ヒットしている。


Ballads
リチャード・エリオット  (2001/10/12)

Blue Note Records
音楽 - 81,152位
これは若いな、リチャード・エリオット。演奏スタイルがダイナミックです。スムーズ・ジャズなんだけど、単なるムード音楽に終わらず、笑いを取りに来てる。そんなに伸ばさんでも良いだろう、ってくらい関西芸人ですね。飽くなきショーマン魂。2001年、自分のレーベルを立ち上げるためにブルーノートを去るとき作った一枚。名曲のカバー集でありながら、一筋縄では終わらせない。レノンの「イマジン」なんて、一音一音が大切にされ、アドリブを吹いていても、そこに元のメロディが込められている。鳴ってない音が聞こえて来ます。
http://www.richardelliot.com/