iPadアプリ「青空文庫を読む」について覚え書き

そうそう、ここはJazzと「読書」のブログでした。


青空文庫を読む。for iPad 2.1 App Store
対象デバイス: iPad2Wifi, iPad23G, iPadWifi, iPad3G
カテゴリ: ブック   価格: ¥0
販売業者: Ken Okabe
無料で使える青空文庫リーダー。『星の王子さま』が挿絵入りで読めて感動ものなんですが、いかんせん、インターフェースが分かりづらい。「昔Zaurusで作ったソフトをiPhoneに移植しました」って印象。操作はスタイラス対応なのに、レスポンスは文字で説明しちゃうところとか。その代わり、縦書きの段組みはこなれてますね。日本語が美しく感じます。
http://aozorareader.appspot.com/



書庫メニューはスライドさせて使う。一段目の「日本の作家」のところを左にスライドさせると、二段目の表示が変わります。左端のフォルダにフォーカスが当たる方式。読みたい本をタップし「この作品を読む」を選ぶと本が開きます。



上辺タップがメニューの呼び出し。開いてから「前回閉じた場所に移動する」。本文は左右にスライドさせて読みます。左端をタップすると、するするとスクロール。また、メニューの中の「青空文庫サイトへ」で、新しい本を手に入れることができます。



青空文庫サイト。書庫メニューのとき、一番上の「書庫」をタップするとサイトに接続します。作品を選ぶと「青空文庫読書アプリで開いて読む」というリンクがある。これでダウンロードできます。保管された本は書庫メニューの下段に並ぶので、ドラッグして貼り付け。「お気に入り」に「読書中」フォルダを作り、そこに置くことにしました。


パソコン創世記
富田 倫生

阪急コミュニケーションズ (1994/12)
本 - 659,464位
実は、青空文庫を始めた富田倫生氏の作品『パソコン創世記』を探したのですが、読めませんでした。外部リンクに飛ぶからかな。絶版本で入手が困難。富田氏は「パソコンで誰も本なんか読まないでしょう」と笑われながらも、ボイジャー社でエキスパンドブックを創り上げ、電子書籍の普及に尽力をあげてこられた。今もC型肝炎の闘病中でありながら、青空文庫のチェックを続けておられます。iPadは使ってない様子。もし持ってられたら「これでやっと本が読める」と思われるだろうか。それとも、まだまだなのか。
パソコン創世記』は、富田氏のサイト「やってきた仕事」から読めます。
http://attic.neophilia.co.jp/