SimplenoteをOSXで使うためのフリーソフト nvALT

iPadで環境を作ると、パソコン側の使い方も変わる。


Simplenote 3.2.2 App Store
対象デバイス: all
カテゴリ: 仕事効率化   価格: ¥0
販売業者: Codality, Inc.
やはりSimplenoteは便利です。以前はDropboxEvernoteを使い、iPadiPod touch、パソコンとのデータ交換を行っていたのですが、そうした手間がなくなりました。書いた文章がすぐ他のデバイスに反映する。テキストに関しては無敵のクラウド・ストレージ。
DraftPadからSimplenoteに転送するアシスト


nvALT 2.1 - Notational Velocity Fork
Simplenote用エディタ


OSX用に新しいSimplenoteエディタが出たので試してみました。Metanotaというフリーソフト。MacAppStoreからダウンロード。ところが残念なことに、日本語が空白になってしまいます。タグが使いやすそうだけど、これは改善されるのを待つしかないな。
代わりに、以前紹介したNotational Velocityに派生版があると知り、使い始めました。nvALT。単機能な元祖に比べると、ここかしこに便利なギミックが隠されています。
iPadとDropboxでメモ同期 PlainText



まず、ファイルの見せ方。ワイドになります。左サイドにファイル一覧が並び、右ペインに本文が表示される。「View>Switch to Horizontal Layout」で切り替え。これ、MacBookAirのような横長画面にはピッタリ来ます。



コンテキストメニューに「Enter Full Screen」があり、書いている文章を全画面化し、執筆に専念できます。さらに「View>Collapse Notes List」で左サイドのリストを消すことも出来る。メニューバーにアイコンを常駐させるオプションもあり、クリックしたらnvALTを非表示、再度クリックしたら全画面に戻るという使い方も出来ます。



Markdownも使える。プレビュー画面を出し、確認しながら編集。[command]+[U]でHTMLタグに変換したソースコードが現れ、再度[command]+[U]を押すと装飾されたプレビューになります。右下の出力ボタンでHTMLファイルとして保存や印刷も可能。MarkdownはDraftPadでも扱えるようになったので、共通言語として普及してくれると良いな。
untitled - Markdown Preview アシスト


メニューの「Note>Edit With...」で、他のエディタにテキストの転送もできます。Evernoteを指定すると、Evernoteの新規ノート作成になる。OpenOffice(またはLibreOffice)を指定すると、Writerが立ち上がる。つまり、nvALTが「下書き」になります。
これって「DraftPad的」だな。まず文章を書き、それから「何をするか」決める方式。ソフトウェアを先に立ち上げると、「何を書くか」は文脈的に制限される。日記なのか報告書なのか、アプリが決めてしまう。枠を超えた発想が出て来ない。何か分からないけど書きながら考えたいって場合、アプリケーションが足枷になります。定型句しか並ばないんじゃ、面白くない。先に「何を」だけに集中する。しかもそれが他のデバイスクラウドで引き継がれるから、nvALT、結構期待できるんじゃないでしょうか。


(おまけ)
http://m.youtube.com/watch?v=R_f_mMJAezM

Sings
チェット・ベイカー (1998/1/27)

Blue Note Records
音楽 - 980位
一昨日から「But Not For Me」でのアクセスが急上昇。『坂道のアポロン』で淳兄が歌ったからですね。イントロからして、このチェット・ベイカーのアレンジ。「僕の恋はうまくいかない」。それがアニメの基調になってるって暗示かな。
BUT NOT FOR ME
5月10日を過ぎれば、下記サイトで第三話/第四話が配信されるはず。
坂道のアポロン - フジテレビオンデマンド