iOS6.1.3とはマップ・アプリ側のバージョンアップであった

祝日の朝は遅い。



そんなわけで、いつの間にかソフトウェア・アップデートがダウンロード済みになっていて、インストールするだけの状態。「インストールしてください」と通知が表示され、ますますiOSが世話焼きになってます。でも17MBほどの差分なので、実態はマップ・アプリじゃないだろうか。と、例によって「見る前に飛べ」の格言通り、インストール。


iOS6の標準マップの地図データが修正されています
iOS6最大の鬼門であったアップル純正マップに手が入った模様。あの、「パチンコガンダム駅」が消失?!羽田空港大王製紙から復活!!スカイツリーも、3D表示でスカイツリーらしくなりました。ここまで来てや...
地図データなら、一週間前に修正があったところ。それはデータ・サーバー側のバージョンアップだったのでしょう。アプリ側も対応させないと、新しいデータを活かせない。そういうマッチングだろうと思われ、一週間前と同じところを表示してみます。



こちらが、iOS6.1.2の昭島駅付近。



こちらが新しい地図。なるほど、修正点のコンセプトは明確。「交通機関」です。駅の構図を強調し、線路が複線になってます。それと道路の方も、交差点ごとに信号機のアイコンを置いて地名を配している。反対に、公園等の緑色は消している。



羽田空港の変更前。



こちらが変更後。羽田空港に入る線路がくっきりとし、広域表示でも駅を見つけやすくなっている。首都高速のジャンクション名も付き、乗り降りがどこで出来るか分かりやすい。


アップルが「地図を見る」を考え直して「答」を出した印象です。人が地図を見るのは、どこかに移動するとき。そのためには「移動手段」の表示を加工する必要がある。現場の様子をただ忠実に再現したところで「地図」にはならないのです。これは面白いな。行動には目的がある。情報は、そのユーザーの目的を先取りしていないと「情報」にはならない。