知っていると便利なDraftPadアシストの小技(SelfとURLdecode)

文章を書くとき重宝しているので。


■ Selfアシストについて

DraftPad 1.6.2
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Manabu Ueno)

DraftPadに「何もしないアシスト」があるのはご存知でしょうか。下記のような。これを呼び出すと、何もせずにアシストを終了します。これが基本形。

draftpad://self/



本来は後ろに「search?」や「web?」を付けて拡張機能を呼び出すのですが、単独でも機能します。それは「Option」と組み合わせる方法。特に「Cut Current Line or Selection」とのコンビネーションは絶大です。あるとないとでは大きく違ってくる。



たとえば、文章を書きながら段落を入れ替えたくなったとき。指でタップして範囲選択したりしてませんか。そんな必要は無いんです。移動したい段落にカーソルを置き、このアシストを実行する。すると本文から段落が消え、クリップボードに収められます。つまり、わざわざ選択状態にしなくてもいい。



そして、空行でダブルタップし「Paste」を選べば移動完了。


■ URLdecodeアシストについて
もう一つは URLdecode。通常は「Clear Current」がOptionに指定してあり、エンコードされた文字列の変換に用います。また、<@>をタグで挟めば、タグ付けアシストにもなる便利アシスト。けれど「Option」との組み合わせで、さらに変な使い方もできます。

draftpad://self/urldecode?text=<h3><@></h3>



Optionを「None」にすると、段落の複製を作ります。文章やスクリプトを推敲するとき、複製を作って書き換えるような場合。古いほうと見比べてから、上述の「Cut Current」で整理しています。そのときは、改行を挟んだ下記アシストにすると便利なんですよ。

draftpad://self/urldecode?text=%0a<@>



あるいは、Optionを「Clear All Text」にすれば心機一転。全文を消去し、カーソル行だけを残します。よくあるのが、書き上げた記事が情けなくてタイトルだけ残すとき(笑)。アシストが増殖した末、実際に動くバージョンだけを残すとき。書いているうちに面白いテーマを発見し、そのテーマを深めたいと思ったとき。段落一つを残す場面は意外と多い。
うっかり間違えても、履歴から古い文章を引き出してくればOK。というか、全文クリア前の文章は必ず履歴に残る設計なので、実は「保存して新規作成」と同じ。


RenoidSingerの記事を書くとき、これらの小技アシストを多用していたのですが、ふと「今まで取り上げてなかったな」と思い、改めて文章にしてみました。登録リンクを作るほどではないけれど、DraftPadの裏技って意外とあったりする。
DraftPad用の自作アシスト集