DraftPadアシスト活用術(Dropboxx篇)

DraftPadのテキスト管理は「履歴と検索」。ただ現実にはファイルを扱う機会も多く、他アプリとの連携が不可欠です。とくにDropboxを保管庫として活用すると、DraftPadの幅が広がります。まるでDropboxのためのエディタのような、自然な動きをする。


DraftPad 1.6.2
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Manabu Ueno)

Dropboxに保存するアシストは公式ライブラリにあるものの、書きやすさから旧式のまま使っています。結構好きなんですが、いつまでサポートしてもらえるのでしょう?

draftpad://dropbox/save?filename=<@L1>.txt

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filenameを使い、テキストの一行めをファイル名にしています。デフォルトではDraftPadフォルダに保存されますが、pathで保存先を変えることも可能。保存は上書きで、無用に増殖しないのがいい感じです。リヴィジョン管理はDropbox自体におまかせ。

draftpad://dropbox/save?filename=<@L1>.txt&path=/Documents



読み込み用アシストは「Dropboxx」。空行でこのアシストを起動すると、Dropboxのファイル一覧を表示します。開いたファイルを編集画面に読み込むことができる。日頃は見やすさを優先し「Open(Dropbox)」とリネームして使っています。

draftpad://self/web?source=<title>wait...</title><script>function main(x){open((x.current)? x.URL2:x.URL1)}location=%22draftpad:///webdelegate?load=main%26unloadconfirming=true%26unloadconfirmtitle=読み込みますか?%26unloadconfirmdefault=はい%26unloadconfirmclose=いいえ%26unload=function(){location=\"draftpad:///webdelegate?load=f\";f=function(){s=getSelection().toString();if(s){draftpad.replaceCurrent(s)}else{s=document.body.innerText;if(s){draftpad.replace(s)}else{draftpad.replaceCurrent(\"<img width=300 src=%27\"+location+\"%27>\")}}}}%22</script>&current=<@>&URL1=https://www.dropbox.com/m/&URL2=https://www.dropbox.com/m/search?search_string=<@>

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カーソル行に文字が書かれているときは、それをキーワードにしてファイル名検索を行います。Dropboxと連動するエディタは多いものの、全体から絞り込むタイプは少ない。けれど、フォルダをたどるのは手間ではないでしょうか。ファイル名を知っているのなら、検索で絞り込み。目的のテキストにすぐアクセスできます。



内蔵ブラウザを閉じれば、テキスト全文を読み込み。テキストの一部を選択状態にすると、その部分の引用をします。つまり、テキストの挿入になる。資料のファイルを切り貼りし、サマリーを作る場合を想定しています。テキスト・データの利点は再利用の柔軟さ。



左上のDropboxボタンから「写真」を選ぶと、画像のサムネイル表示になります。ダブルタップで写真を確定することもでき、内蔵ブラウザを閉じるとリンクが作成されます。これはオマケ機能ですね。ブログに写真を貼ることを考えたのですが、hatenaは独自のフォトライブラリーを持っているので、生かす機会がありませんでした。残念。


パソコンとiPadでテキストをやり取りするとき、Dropbox経由が一番わかりやすい。それは、他のクラウド・サービスの問題ではなく、パソコン自体がまだ「ファイル」という概念を必要にしているからでしょう。この状況はしばらく変わらないかも知れない。

  • DraftPad用の自作アシスト集