iOS7のメモ帳やカレンダーを一足早く体験してみよう

これは「ChromeOS」のコンセプトではなかったか。


iCloud Beta
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iCloud.comのベータ版。装いがフラットデザインになってます。ということは、iOS7で標準アプリがどういうデザインなのかも垣間見れる。iPadだと別のページに飛ばされてしまうので、パソコンでご確認ください。なかなか愛らしい感じになってます。
https://beta.icloud.com/



従来版はiPadのメモ帳と同じで、周囲が刺繍糸で縫い付けてる。
https://www.icloud.com/#notes



それがさっぱり「エディタ」っぽくなってます。確かに、視覚情報が減らされている分、書いてある文章に目が行きやすい。ただ、EmailもDeleteも、操作を文字情報に頼っているところはデザインとして不親切に思えてしまうかな。



カレンダーもすっきり。機能的でGoogleカレンダーっぽい。



他のアプリを呼び出すのも、ポップアップ・ウィンドウになっています。切り替えの手数が減るから、これはグッド。ただ、iWork系のアイコンは作り直してほしい。


クラウド・オフィスの利点は、どこでどのデバイスを使おうと、同一のパーソナルな環境を継続できるところ。昔ネットスケープ社が考えていた「NetPC」のコンセプトです。つまり、ブラウザがあれば作業が繋がり「ファイルを持ち歩く」という概念が無くなる。フォトストリームもそうですが、どうユーザーに「ファイル」を意識させないかがAppleの戦略だと思う。デバイスが不問になる。パソコンのブラウザの中に「自分のiPhone」がある。
そう考えると奇妙なのは、なぜiCloudに「ミュージック」が無いのか、になるかな。iTunes経由でのデータ転送は、iCloudのコンセプトからすると「前時代的」なこと。切り捨てたいだろうに、音楽データをクラウドに置くのは著作権的にマズいかな。それと「写真」。フォトストリームをiCloud.comで管理できてもいいと思うんだけど。不思議。