満を持してDraftPadの上位互換エディタが登場しました Textwell

最初は疑うじゃないですか。


Textwell 1.0
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \250 (Sociomedia)

名前も違うし、アイコンも違う。でもアプリ紹介を読むと「DraftPad」です。その上セッティングを弄ることで、スワイプでのカーソル移動や、履歴を保存するスナップ機能。しかもアシストには機能別のアイコンを付けることが出来る。良いことばかりが書いてあります。まさか、最近流行りの「パクリ・アプリ」か?


ソシオメディア | ニュース
Sociomedia問い合わせソシオメディアへの各種お問い合わせ、ご依頼、その他のご意見などを承ります。(Tel. 03-5206-6787|Fax. 03-5206-6823|地図)テキスト版 | ...
開発元のSociomediaはUeno氏の会社です。本当にTextwellを開発したのか、見てみましょう。サイトに行ってみる。ニュースのところを覗いても、アプリのリリースの話がない。なんだか、怪しい雲行きになってきました。これ、更新止まってませんか?
ここの講演記録はインダストリアル・デザインについて勉強になります。別にデザイナーをしているわけじゃないですが、デザインを作る人たちがどういう考え方をしているかが分かり、感動します。「メタファではなく、イディオム」というのも目から鱗が落ちました。やはりDraftPadの中の人は抜きん出てます。


Textwell - The Modeless Textbox for iOS
The Modeless Text Box for iOS.文字入力はコンピュータを使っていて最も基本的かつ頻繁に行われるアクティビティであるのに、なぜ毎回違うアプリを開いてタイプしはじめなければなら...
さて、いろいろ探した末、SociomediaのEnglish版で見つけました。アプリの説明も日本語であります。Modelessというコンセプトからして「DraftPad」。目の付けどころも「DraftPad」。個人開発していたDraftPadを企業資産に切り替えたということでしょうか。有料化に伴う税金対策? いえいえ、どうやら一から作り直したようです。


Textwell | URL Schemes
Textwell supports several URL schemes which allow other apps to call methods of Textwell remotely an...
まずURLスキームの数が増えてます。しかも書式が違う。x-callback-urlに対応している。さらに、内部にあるアシストを直接呼び出すスキームがある。驚きます、エディタじゃない。アシストが実行するためのプラットフォームになっているんです。

textwell:///executeAction?title=Action名


Textwell | Making Actions
Because Textwell is just a single text box actually, its high customizability is the premise of conv...
さらに「アシスト」に当たる「Action」。これがもろJavascript、そのままで実行。そのスクリプトに独自拡張をすることでエディタ本文を取得したり、クリップボードに手を加えたりします。Webdelegateは出てきません。というか、取り込んでしまった。これはDraftPadではない。DraftPad+MyScriptsです。iOS秀丸エディタと言ってもいい。


新しい機能を読んでいるだけでお腹いっぱいになりました。日頃の感謝を込めて、寄付として購入しようとは思う。けれど、乗り換えるかどうかは考えどころです。今までのアシストは書き直さないと動かない。移植しやすい配慮はしてもらっているけれど、日頃使っているアシストの数が多いものなあ。時間、掛かりそう。

  • DraftPadアシスト活用術(目次篇)

  • 追記: 2013/09/12 00:09
    げ、DraftPadがAppStoreから消えている!? iOS7対応版へのアップデートか、はたまたサポート自体の取りやめか?

  • 初心から始めるiOSエディタ Textwell の使い方