Appleの発表にワクワクしなくなったのは年なのかなあ

期待していたiPad mini Airの発表は無し。


Apple - Apple Watch - ギャラリー
38mm/42mmケース316Lステンレスチールサファイアクリスタルディスプレイセラミック裏蓋スポーツバンドホワイトフルオロエラストマーステンレススチールピン38mm/42mmケース316Lステンレス...
「ワン・モア・シング」で出てきたAppleWatch。「腕時計」というデバイスは基本デザインを長い間変化させてこなかった。ナポレオンの妃ジョセフィーヌが1806年に作らせたのが、現存する最古のものらしい。懐中時計をベルトで腕に装着するという発想。
考えてみると、いつも「時間」を確認しないといけない生活でなければ腕時計は不要。「忙しなさ」を物象化したのが腕時計である。秒針が回り続ける。腕時計を発明した人類は「現代」を同時に発明したのかも知れない。分刻みで「時間」に縛られる時代が到来する。
そういう目でAppleWatchを見ると、なるほど「この時代」の拘束具にふさわしい。リアルタイムにメールを受信し、自分の健康状態が記録され、ネットのニュースに遅れを取らない。しかもSiriという、お世話焼きの執事も付いてくる。スケジュール管理も完璧だ。


2015年に発売。・・・あ、これじゃなかった。


何か楽しいことが始まるんじゃないかと期待したけれど、実際に出てみると、腕からエネルギーを吸い取る機械のように見えてしまう。アプリ次第かな。サードパーティが「腕を楽しませる何か」を提案できれば、これも魅惑的なデバイスに変わるかも。iPodも初めは「音楽を聴くデバイス」だった。それが今ではパズドラ用ゲーム機になってるものなあ。
AppleWatchが「腕時計」ではなくなるとき。GPS付きだから、街歩きのナビゲーターになるのは考えられるかな。名刺交換なんて無粋なものも、もっとポップな形に変化するだろう。でも、そうなるときのデバイスは、このデザインに合わないように思う。



あっぷる体操第一。・・・あ、これじゃなかった。