現代の「デジタル矢立て」としてTextwell+wri.peは最高峰である

行く春や鳥啼き魚の目は泪。


古典文学作品五十音順
網雑魚 天稚彦物語 七々集 あら野 伊香物語 校本犬筑波集 おあん物語 笈の小文 おきく物語 大阪詞大全 奥の細道 音なし草紙 をみなへし...
奥の細道」には、先の句を挙げ「これを矢立てのはじめとする」と書いてある。「矢立て」とは墨と筆がセットになった文房具。毛筆には墨汁をつけないと文字を書き付けることはできない。俳人たちは、墨汁の染み込んだ綿の小さな壺と毛筆入れが一体になったら道具を持ち歩いていた。それが矢立て。鎌倉時代からのモバイルツールである。


Textwell 1.3.7
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

では西洋ではどうであったか。調べると、旧約聖書に携帯筆記具の記述があるらしい。中世には、インクがこぼれ落ちないよう、金属製のインク壺が量産される。inkwell という。なるほど、Textwell はこれに因んだ命名であったのだ。謎が解けて少し感動しました。

T.closelets([
  {title: "Replace ",
    fn: function(){
      d=document;
      s=d.getElementById("edit-page-body").value || d.getElementById("edit-page-body-phone").value;
      T("replace",{text:s});
  }},
  {title: "( Insert )",
    fn: function(){
      d=document;
      s=d.getElementById("edit-page-body").value || d.getElementById("edit-page-body-phone").value;
      T("insert",{text:s});
  }},
  {title: "Todoist ",
    fn: function(){
      d=document;
      t=d.getElementById("edit-page-title").value || d.getElementById("edit-page-title-phone").value;
      s=location.href+" ("+t+")";
      url="todoist://addtask?priority=3&content="+encodeURIComponent(s);
      T(url);
  }},
  {title: "Calendar ",
    fn: function(){
      cal=document.getElementById("calendar-sync-external-url").value;
      T(cal);
  }}],function(){writeNew();}
)
function writeNew(){
    if(T.text){
      T.loadlets([
      {title: "【Close】",
        fn: function(){
          location="https://wri.pe/app#notes";
      }},
      {title: "Save",
        fn: function(){
          title=T.line(1);
          text=T.text;
          d=document;
          d.getElementById("edit-page-title").value+=title;
          d.getElementById("edit-page-title-phone").value+=title;
          d.getElementById("edit-page-body").value=text;
          d.getElementById("edit-page-body-phone").value=text;
      }},
      {title: "(no title)",
        fn: function(){
          text=T.text;
          d=document;
          d.getElementById("edit-page-body").value=text;
          d.getElementById("edit-page-body-phone").value=text;
      }}],
      function(){
        T("load",{url:"https://wri.pe/app#new",option:"copyWhole"});
      })
    }else{
      location="https://wri.pe/app#notes";
    }
}

追記: 2015/05/02 間違っていたので下記リンクの方をお使いください。

  • wri.pe用のTextwellアクション、間違えたのを載せてしまっていた


  • さて、wri.peと連携するアクションです。Textwell で文章を書いて wri.pe に保存。メニューを削って転送用のタイトルだけにしました。転送だけでは保存されないので、wri.pe側の「save」も押してください。【Close】だとNotesに飛ぶようになっています。

  • wri.peはTextwellの第二の頭脳である wripe(新学期版)


  • 内蔵ブラウザを閉じると、NoteをTextwellに取り込みます。ここのメニューも変更。Todoistにリンクを作る項目を増やしました。締め切りのある原稿を wri.pe に置いておけば、いつでも確認できます。ブログの下書きもそう。ただし、TodoistからはSafariで開きます。


    iOS8になった頃からか、wri.peの動作が変わったように思う。wri.peはオフラインでも、すでに読み込んであるデータを表示し、起動を待たせない設計になっていたのですが、iOS8で導入されたWebKITと相性が悪いのか、今では頻繁にネットにアクセスします。wri.peの不具合というより、Appleがバグを放置している印象。困りますよね。
    でも、そうしたマイナスを差し引いても、Textwellの文章を保存する簡便性に関してwri.peは、他のクラウドを凌駕している。「書く」→「残す」→「再利用する」。流れに滞りがない。フローとストック。流動性と蓄積性。NotesとArchiveの二重構造は、シンプルでありながら、デジタルの利点を最大限に活かしている。これは、オフラインで使えてこそ強力なワザマエとなるのに、未完成なiOS8で威力が半減しているが残念でなりません。