まずiPhoneのMarkdown環境を無料アプリで揃えよう
順番を間違えた。Textwell使用を前提にしたら間口を狭めてしまいます。気軽にモブログを始めようという企画に、有料アプリを薦めてどうする? Markdown自体は特殊なものではありません。メモ・アプリでも書けます。プレビューできる仕組みを準備するだけでOK。
無料アプリに適切なのがない
ところが、紹介するつもりだったLetterspaceが有料化。いきなり挫折。カーソルが自由に動かせるし、Markdownのプレビューも、HTML化してコピーも出来る。理想的なエディタなのですが、600円。Textwellで良いじゃないか、ってなるよ。
かといって、無料で探してみるけど、ぴったり来ない。種類は多いです。Markdown対応を謳うメモ・アプリは多い。たとえばEvermark。書きやすい拡張キーが付いている。Markdownを使うと表示も変わり、理解しやすい。ところがPDF出力でブログに使えない。
「ノート!」になってますが、Upword として有名なエディタ。これも惜しい。URLスキームで使い回せるので、無料なのが不思議なくらい。多機能でプレビューも付いて、これからMarkdownを始めるなら持っていて損はありません。ただHTML出力がない。
他のアプリも、最近更新していなかったり、HTML変換は有料だったり。帯に短し、恋せよ乙女。どこかに白馬に乗ったMarkdownエディタがあるんだろうけど、見つからない。
じゃあ、Webアプリでどうだ
そうなんです。iPhoneアプリにこだわらなければ良いのです。
wri.pe is a simple and smart web notepad.wri.pe is a simple and smart web notepad.Are you tired of c...
Safariでwri.peを開き、ホーム画面に保存すればアプリ化されます。画面はiPhone用に最適化され、動作も軽快。「+」でどんどん書いていける。ノートとアーカイブの二重構造は、一時記憶と長期記憶の使い分けのようなもの。よく考えてあって手放せない。
編集画面にPreviewタブがあります。これがMarkdownプレビュー。いつでも確認できます。ソースにjavascriptを書くと実行してしまう、お茶目な側面もあるものの、通常のMarkdownファイルを保存する場所として、これほど最適な場所はありません。
ブックマークレットでHTMLタグを出力できます。その場合はSafariでwri.peを開いてください。ブックマークレットは下記になります。出力先は上記の「ノート!」にしてみました。ここに貯めて、ブログ用アプリにコピーするといいかも。
javascript:editor="upword://new?text=";s=document.getElementById("edit-page-preview-body").innerHTML;location=editor+encodeURIComponent(s);
出力先を切り替えるには、変数editorのURLスキームで指定します。ちょっと行儀の悪いスクリプトなので、作法を重んじる人は適宜書き換えてください。iPhoneで書いた文章もwri.pe経由ならパソコンで開ける。書き貯めた分は、全文検索でいつでも引き出せる。wri.peは魔法のツールですね。上記ブックマークレットを手持ちのブログ用アプリにカスタマイズすれば、一番スピーディなモブログ環境になると思います。URLスキームでテキストを送れるアプリを使っておられるなら、間違いなくこのシステムで。