TextwellならモブログでMarkdownが使いやすい MathJax

Markdownには、ある種の書きやすさがある。まず、今の関心を見出しに書く。すると、関連する文が思い浮かぶ。出てきた文を箇条書きする。段落に整え、見出しを書き直す。足りない部分が出てくるので、それを次の見出しにする。この繰り返し。弁証法ってヤツです。


Textwellアクションが変わりました

Textwell 1.4.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)


使ってみるとMathJaxに不都合があったので、少し書き換えました。改行の扱いです。HTMLはブラウザによって横幅が変わるので、複数行に分けても、一本の文に連結し直す仕様があります。でもモブログで改行が繋がってしまうと投稿時に困ります。それでmarked.jsのオプション breaks:true を使い、改行をbrタグに置換するように変更しました。
Import Textwell ActionMathJax


さらにTextwellがMarkdown+LaTeX対応ワープロになった MathJax
編集機能が付きました。「エディタ」っていうんだから、やっぱり編集できなきゃ。今度のバージョンでは、プレビュー画面のまま文章の追加や削除ができます。つまり「ワープロ」になっています。下記からインポートし...

MathJaxの使い方は以前の記事を参照してください。


改変による影響

改行が有効になったことで、次のような表現ができます。

* リストの中に改行を使えます。
ブロック単位でインデントし、
塊のまま扱える。
  • リストの中に改行を使えます。
    ブロック単位でインデントし、
    塊のまま扱える。
引用の最初に「> 」を付けるだけで、空行までをブロック化。

> 二行目からは先頭に空白を置いても
それを無視した形で整形します。

二行目からは先頭に空白を置いても
それを無視した形で整形します。

どちらも、元の文章への補注的な役割に使えそうですね。


Markdownの使い方

モブログMarkdownって使えるものなの?」の目次です。

書いた記事の中では「その4:記号入力」がオススメ。ユーザ辞書を使い、Markdownの記号を登録する裏技です。実際この方法にして、iPadiPhoneが書きやすくなりました。QWERTYキーボードで使っているので「qq方式」を使っています。いま登録してあるのは下記の通り。いずれも「qq」のよみで呼び出せます。

#### 見出しはレベル4にしている
``` コード引用
*   リストと強調の両方に
>   引用の開始
|-  テーブルの区切り


エスケープ

間違ってMarkdownと解釈されそうなときは、その記号に「\」を付けます。実はhatenaのコード引用は「>|javascript|」と書けばカラーシンタックスになるのですが、そのままだとMarkdownが普通の「引用」に変換します。「\>|javascript|」とすれば回避できます。


書いてみて思ったこと

調べてみると、知らないこともありました。HTML5でニュアンスの変わったタグが多かった。HTMLは「意味」を担当し、「レイアウト」はCSSに任せる。そうした分業が進んでいます。ただブラウザで観る時代は終わり、HTMLの「意味」を様々なデバイスで再生する方法を準備しています。記事だけを取り出せるようにする。文章の要約を作りやすくする。こちらの意図を各デバイスに反映させることを、少し意識しないといけなくなりそうです。